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ニルス・フラーム、ベルリンの新設スタジオで制作したアルバム『オール・メロディー』を発表

Nils Frahm   2017/11/15 12:25掲載
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ニルス・フラーム、ベルリンの新設スタジオで制作したアルバム『オール・メロディー』を発表
 ポスト・クラシカル・シーンを代表するアーティストのひとり、ニルス・フラーム(Nils Frahm)が約4年ぶりのスタジオ・レコーディング・アルバム『オール・メロディー』(AMIP-0126 2,400円 + 税)を、2018年1月26日(金)にリリース。

 ニルス・フラームは、独ベルリンに自らのスタジオを新設。2年にわたって同所で思う存分アイディアを試し、自由に発想を広げていった末に完成したという今作には、彼が主に演奏するピアノのほか、シンセサイザー、ハーモニウム、パイプオルガン、竹製の楽器、ヴォーカルからなる音楽が収められています。

 アルバムのリリースと前後して、すでにチケットがソールド・アウトとなっている1月22日(月)から4日間にわたるベルリン公演を皮切りに、大規模なツアーが予定されています。

完成までの過程で、どのようなアルバムにおいても何を作り上げたという事だけでなく、もっと重要なことだと思えるのは何ができなかったかを明らかにすることだ。『オール・メロディー』には時間の経過とともに非常に多くのイメージがあり、以前にもずっとたくさんありましたが、私がそれらを制作しようとした事はこれまでありません。いままで見た事も聴いた事もない、少女や少年たちによる人の声を伴った美しいドラムを聴きたかった。彼らはまさにこの世界で歌を唄い、別の場所から来たかのように聴こえるでしょう。私は『オール・メロディー』を演奏するハーモニウムのような音を奏でるシンセサイザーを聴き、それらはシンセサイザーのようなハーモニウムの音色と共に混ざり合います。私のパイプオルガンはドラムマシンとなり、私のドラムマシンは、息づかいを感じさせるフルートによるオーケストラのように聴こえるでしょう。ピアノはまさに声へと変わり、声は共鳴するストリングスとなります。私自身の中で聴いている音楽はけっしてレコードとして完成しないでしょう。それは自分のためにしか演奏することができないと思えるのです。このレコードには私が思いついたものを収録し、私が想像できる最良の方法で導き出した音楽について表現しています。
――2017年10月 ニルス・フラーム



■2018年1月26日(金)発売
ニルス・フラーム
『オール・メロディー』

AMIP-0126 2,400円 + 税

[収録曲]
01. The Whole Universe Wants To Be Touched
02. Sunson
03. A Place
04. My Friend The Forest
05. Human Range
06. Forever Changeless
07. All Melody
08. #2
09. Momentum
10. Fundamental Values
11. Kaleidoscope
12. Harm Hymn
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