1978年ドイツ・ブレーメンに生まれ、2006年の“ドイツ音楽コンクール”や“バシュメット・コンクール”で優勝するなど、現在欧米で最も活躍するヴィオラ奏者のひとりである
ニルス・メンケマイヤー(Nils Mönkemeyer)が、『
モーツァルト・ウィズ・フレンズ〜ケーゲルシュタット・トリオ』(SICC-30481 2,600円 + 税)を5月23日(水)にリリース。
本作は、クラリネット奏者の
ザビーネ・マイヤー(Sabine Meyer)やヴァイオリニストの
ユリア・フィッシャー(Julia Fischer)、ピアニストの
ウィリアム・ヨン(William Youn)ら、豪華メンバーとの共演による
モーツァルト・アルバム。モーツァルトの室内楽作品のなかでも有名な「ケーゲルシュタット・トリオ」を中心に、アレンジ作品も含めヴィオラでモーツァルトの魅力を味わうことがコンセプトになっています。8〜9歳のモーツァルトがイギリス滞在中に作曲した小品集『ロンドンのスケッチブック』は、もともとはピアノ・ソロのための曲ですが、本作ではウィリアム・ヨンの編曲により、第32番がヴァイオリンとヴィオラのための二重奏、第15番がヴィオラとピアノのための間奏曲、第16番がクラリネットとヴィオラのための二重奏、第23番がクラリネット、ヴィオラとピアノのための三重奏へと、それぞれアレンジされています。
メンケマイヤーは6月に来日公演を開催。6月7日(木)に東京・小石川 トッパンホールで、クラリネット奏者のコハーン・イシュトヴァーン(István Kohán)、ヴァイオリニストの
山根一仁、ピアニストの
島田彩乃を共演に迎え、モーツァルトのヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲ト長調K423や「ケーゲルシュタット・トリオ」といったアルバム収録曲、そして
ブラームスのヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調op.120-1、第2番変ホ長調op.120-2を演奏予定です。