デビュー35周年を迎えた実力派演歌歌手、
西方裕之の新曲「帰郷」のミュージック・ビデオが公開されています。
新曲は、「
吾亦紅」などのヒットでも知られる
杉本眞人が手掛け、作詩は多数の歌謡曲を手がける朝比奈京仔とのタッグによる望郷歌で、コロナ禍により故郷や家族との距離が遠い現代に生きる全ての人に響く内容です。
今回公開となったミュージック・ビデオは、様々な年代の登場人物が異なったシチュエーションで、それぞれの故郷や家族に思いを馳せるシーンが散りばめられ、歌詞の内容からも誰しもが自分と重ね合わせて共感できる内容になっています。
また、MVですが、西方本人以外の登場人物は全て一般人。聴く人全ての実生活の中に寄り添う様なこの楽曲らしく、敢えてそうすることにより飾らないリアルな場面描写になり、より心に響いてきます。実は出演者の殆どがレコード会社関係者。新型コロナウィルスの影響で音楽業界も打撃を受け、MVの制作費も圧縮を余儀なくされている中、経費削減のための苦肉の策でもありましたが、カメラを向けるとみな良い表情で演技をし、監督も驚きの仕上がりとなっています。
5月12日(水)発売のCDには、表題曲の「帰郷」に加え、母親との繋がりを軸に温かく懐かしいメロディに乗せて歌うカップリング曲「おふくろ便り」や、自身の代表曲の一つである望郷歌「赤とんぼ」を再レコーディングし収録。故郷や遠く離れて暮らす家族への想いを歌う1枚となっています。