のん(能年玲奈) 2019/10/10掲載(Last Update:19/12/19 17:44)
〈日本アカデミー賞〉最優秀アニメーション作品賞など国内外で70以上の賞を受賞するなど大きな反響を呼んだ『
この世界の片隅に』。その作品に新たなエピソードを追加した新作『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が、12月20日(金)より全国ロードショー。公開に先駆け、本予告映像およびアフレコ&コメント映像が公開されています。
本作は、国内外で高い評価を受け、2016年の公開から1日も途切れることなく900日以上にわたり上映が続けられている映画『この世界の片隅に』に、原作の魅力的なエピソードの数々をちりばめた新作となっており、主人公・すずを取り巻く人々の“さらにいくつもの人生”がより深く描かれています。
3年ぶりにすず役を演じた
のんは「時を経て、同じ役に挑むことは初めての経験だったので緊張しましたが、スタジオでは監督とリン役の岩井さんと一緒に収録することができたので、すぐにすずを思い出せた気がします。今までのすずさんと違った一面もあるので、面白かったです」と前作との違いについて語り、同じく3年ぶりにリンを演じた
岩井七世は、「このような形でまた映画館で上映されるということで、本当に最良の形だと思いますし、台本と絵コンテが送られてきたときは、“やっとだ”という思いから涙が出ました」と感慨深いコメントを寄せています。
このたび公開された予告映像では、すずが描いた“あいすくりいむ”や“ハッカ糖”、“わらび餅”などお菓子の絵について、リンと楽しそうに笑い合う場面や満開の桜の木を背に語り合う場面に加え、前作では描かれなかった、周作を巡るすずとリンの関係性も垣間見えるシーンなど、2人の“こころの交流”が描かれています。
©2019こうの史代・双葉社 / 「この世界の片隅に」製作委員会