2020年に約4年ぶりのオリジナル・アルバム『
ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア』をリリースした、シンガー・ソングライターでピアニストの
ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)が、約20年のキャリアで初となるクリスマス・アルバム『
アイ・ドリーム・オブ・クリスマス』を10月15日(金)に発表します。アルバムからの先行曲「クリスマス・コーリング」が公開中です。
新型コロナウイルスの影響により自宅で過ごす時間が増える中、音楽制作の時間が増えたというジョーンズは本作の制作について「ずっとクリスマスの音楽が好きでしたが、これまでホリデー・アルバムを作ろうという気にはなかなかなれませんでした。そんな中、昨年のロックダウンの間、ジェームス・ブラウンやエルヴィス(・プレスリー)のクリスマス・アルバムを聴いて気持ちを落ち着かせている自分がいることに気が付いたんです。今年の頭には、自分のクリスマス・アルバムを作ろうと考えはじめ、とりかかるとその作業がだんだん楽しく、そして楽しみになってきました」とコメントしています。
アルバムには、「ホワイト・クリスマス」「ウィンター・ワンダーランド」「ラン・ルドルフ・ラン」などのクリスマス・スタンダードとオリジナル曲を収録。これまでもたびたびジョーンズの作品に関わってきたレオン・ミッチェルズがプロデューサーを務めたほか、いくつかの曲では共作者としてジョーンズと名を連ねています。
オリジナルとスタンダードでアルバムを構成したことについてジョーンズは「どのような方向性にしようか考えていたとき、オリジナル曲のメロディが頭の中に浮かんできたんです。クリスマスの楽しさを見つけようとしている曲や、1年の間に切望していた愛と包容力をつかみ取ろうとしている曲ばかりでした。カヴァー曲に関してはクリスマスのクラシックたちを集めました。人生の中でどのタイミングにいようとも心に響く特別な懐かしさがある曲たちです。絞るのは大変でしたが、自分のものにすることができそうなお気に入りの曲を選びました」と語っています。