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イスラエル・ジャズ総大将、オメル・アヴィタルのスタジオ録音新作が登場!

オメル・アヴィタル   2014/02/18掲載(Last Update:14/08/04 19:01)
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 今や、NYのジャズ・シーンを語る時、避けては通れないというほど、才能あるアーティストが生まれるイスラエル。これまでにも数々の作品が話題になりましたが、アヴィシャイ・コーエン(b)と共にイスラエルの二大ベーシストとして語られる、オメル・アヴィタル(Omer Avital)のスタジオ録音による新作アルバム『New Song』(KKE-031 2,190円 + 税)が2月21日(金)にリリースされます。

 中東ユダヤ系のモロッコ人の父親とイエメンの母親の間に生まれたオメルは、イエメン系ユダヤ人独特の聖歌を小さいころから耳にして育ち、高校生になった頃には、音楽好きだった父親の影響でジャズにも開眼、同時にカントリー&ウエスタン、イスラエル民謡、アラブ音楽などさまざまな音楽を聴いて過ごしました。そんなオメルは、1992年に米・NYに渡り、ジャズ・レジェンズといわれるアーティストたちの音楽に触れ、一方で新しく生まれつつあったNYジャズのムーヴメントの中で演奏を繰り広げていきます。

 NYで頭角を現しつつある中で、一旦イスラエルに帰国。ヘブライ大学の作曲科でヨーロッパの古典音楽を専門的に学ぶと同時に、古米の文化を形成するフォーク・ソングや踊りにおけるリズム、伝統的儀式といったものに向き合っていきます。こうした変遷が音楽のイマジネーションを養ったのはいうまでもありません。そして再び、NYに戻った彼は“確固たるオメル・アヴィタルの音楽”を確立するに至りました。

 ニュー・アルバム『New Song』は、哀愁を帯びたメロディとドラマティックな展開に胸を熱くすること必至のオメルの楽曲で構成され、参加メンバーはThird World Loveからヨナカン・アヴィシャイ(p)、ダニエル・フリードマン(ds)に、コーエン兄弟のアビシャイ(tp)、Anzicレーベルの諸作でも素晴らしい演奏を聴かせてくれるジョエル・フラーム(ts)と100%オメル人脈と言える面々による完璧なスタジオ録音盤です。

 このアルバムを一言でいうなら、“イスラエル出身者としてのルーツをめぐる音楽”と、“ジャズ”との揺るぎない融合。真のインターナショナルな表現とは?という問いにも答えてくれる重要作品です。

■2014年2月21日(金)発売
オメル・アヴィタル
『New Song』

KKE-031 2,190円 + 税

[収録曲]
01. Hafla
02. New Song
03. Tsafdina
04. Avishakes
05. Sabah El-Kheir(Good Morning)
06. New Middle East
07. Maroc
08. Ballad for a Friend
09. Bedouin Roors
10. Yemen Suite
11. Small Time Shit

[演奏者]
オメル・アヴィタル(b)
アヴィシャイ・コーエン(tp)
ジョエル・フラーム(ts)
ヨナカン・アヴィシャイ(p)
ダニエル・フリードマン(ds)
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