“月9”枠でドラマ化された『
失恋ショコラティエ』や「放課後保健室」をはじめ、圧倒的な共感を呼ぶ心理描写で多くの女性から支持を得ている
水城せとなの傑作コミック「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」を原作とし、『
GO』『
世界の中心で、愛をさけぶ』『
北の零年』など数々のヒット作を手掛け、〈ベルリン国際映画祭〉国際批評家連盟賞を2度も受賞するなど日本を代表する映画監督として名高い
行定 勲がメガフォンを取った映画「窮鼠はチーズの夢を見る」が、9月11日(金)より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー決定。
物語は、学生時代から“自分を好きになってくれる女性”と受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた主人公・大伴恭一が、7年ぶりに大学の後輩の今ヶ瀬 渉と再会することから幕開け。「昔からずっと好きだった」と突然想いを告げられて戸惑いを隠せない恭一は、渉のペースに乗せられて一緒に暮らすことに。まっすぐな渉に対して、恭一も少しずつ心を開いていくなかで、恭一の昔の恋人・夏生が登場。二人の関係が変わり始めていく……という展開。
主人公・大伴恭一を演じるのは、2013年の『
100回泣くこと』に続いて映画単独主演を務める
大倉忠義。恭一へ想いを寄せる大学の後輩・今ヶ瀬 渉役は、『
愛がなんだ』『
カツベン!』などの話題作出演でもおなじみの実力派、
成田 凌が務めます。
そのほか、2019年の映画『
チワワちゃん』で成田と共演し、体当たり演技でも話題となった
吉田志織、NHK連続テレビ小説『
まんぷく』や『
ルパンの娘』などのドラマに出演し、人気バンドの
ゲスの極み乙女。のドラマー“
ほな・いこか”としても活躍するさとうほなみ、元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の
咲妃みゆ、2019年の「幸福な囚人」でヒロインを演じた
小原徳子が出演しています。
繊細な表現力と確かな演出力でさまざまな愛のかたちを写し取った『
ナラタージュ』『
リバーズ・エッジ』に続き、本作「窮鼠はチーズの夢を見る」で揺れ動く2人の狂おしくも切ない恋を、時に繊細に時に大胆に描いた監督の行定は、「5月に延期が決定してから、本作を待ち遠しく思ってくださる方々の声をたくさんいただきました。やっと公開が決まりました! 嬉しい限りです。どんな時代でもどんな状況下でもラブストーリーは人の感情を動かす力があるものだと思っています。私は、この作品を通じて今までに感じたことのない恋情を知ることができました。スタッフ、キャスト一同、皆様の感想を早く聞きたくて今から興奮しています。何卒、よろしくお願いいたします」とメッセージを寄せています。
©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会