シンガー・ソングライター“
折坂悠太”が、3月12日(水)に新曲「沖の方へ」を配信リリース。
本楽曲は、4月に開催されるホール公演〈のこされた者のワルツ〉に参加するストリングス隊をフィーチャーし、春の門出をテーマにした楽曲となっています。
2024年には3年ぶりのアルバム『
呪文』をリリースし、国内外のフェス出演やホール・ツアーを成功させた折坂悠太。4月には、自身初となるストリングスカルテットを迎え、総勢11名のミュージシャンとともにホール公演〈のこされた者のワルツ〉を開催します。
新曲「沖の方へ」には、同公演に参加するストリングスカルテット(
波多野敦子 [1st Violin, String arrangements]、鈴木絵由子 [2nd Violin]、角谷奈緒子 [Viola]、巌裕美子 [Cello])がフィーチャーされ、さらにピアノにyatchi、エレキギターに山内弘太が参加。折坂自身がマンドリンを奏でながらリードを取り、「私はここです」と力強く歌い出します。楽器隊が軽やかに寄り添いながら、時に穏やかに、時に力強く鼓舞し、すべての歩み続ける人々へエールを送る楽曲に仕上がっています。レコーディングとミックスは土岐彩香、マスタリングは山崎翼(Flugel Mastering)が担当。アートワークは折坂自身によるちぎり絵で、デザインは鈴木聖が手がけています。
また、4月4日(金)には東京NHKホール、4月11日(金)には大阪ザ・シンフォニーホールで開催されるホール公演〈のこされた者のワルツ〉のチケットは残りわずかとなっているため、気になる方はお早めに。
[コメント]鯨は、航海をする人間しか見たことがない。
どこにも行かずに家にいる人には会えない。
人間は、光が照らした鯨しか見たことがない。
暗闇に身を委ねる一頭の鯨には会えない。
海に浮かぶスワンボート。
のこされた者と、漕ぎ出した者。
あらぬところで、嘘みたいに巡り合う。
そんな春が来る!――折坂悠太