日曜雑貨や電子機器、ジャンクなどで制作した自作のサウンド・デヴァイスやマテリアルそのものを用い、即興を中心とした演奏やインスタレーションの展示などを行っている作家・大城 真。川口貴大、矢代諭史と組んだバンド“夏の大△”での活動のみならず、ソロとしても昨年最新アルバム『Phenomenal World』(写真)をリリースしている彼が1月15日(金)から31日(日)まで、東京・府中のカフェギャラリー「cafe ûma et artist-run-space MERDRE」にて個展〈Lost Mobile 2〉を開催します。
空間を緻密なマイキングでパックするオールドスクールな技術を最大限に活かす腕利きサウンド・エンジニアとしても活躍し、テニスコーツや王舟などの作品を手がけている大城 真。展示作品では光源や動体を用い、視覚と聴覚の認識誤差を体感できる作品を多数制作しています。〈Lost Mobile 2〉は、昨年東京を代表するレコードショップのひとつ「Los Apson?」(当時幡ヶ谷 / 現高円寺)の店内で行われた展覧会〈Lost Mobile〉のヴァージョン・アップ。夏の大△での活動の中で生み出された作品を、新たな形で提示する内容となっているようです。最終日の1月31日には、ûma et merdreオーナーのひとりにして石橋 素(Rhizomatiks)やYosuke Fuyamaなどとの共演でも知られるStéphane Shibatsuji-Perrin、佐藤 実 aka m/sと自作演奏機械を操るすずえり、そして大城 真による“大車輪”がライヴ・パフォーマンスを披露するクロージング・パーティの開催も決定しています。詳しくはûma et merdreオフィシャル・サイト(uma-merdre.com/blog/oshiro-makoto)にてご確認ください。