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大友良英ニュー・ジャズ・トリオ、アルバム2作同時発売!

大友良英   2010/11/05 14:43掲載
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大友良英ニュー・ジャズ・トリオ、アルバム2作同時発売!
 ギター、エレクトロニクスを駆使するフリー・ジャズ / 即興音楽界の鬼才・大友良英率いるONJT+(大友良英ニュー・ジャズ・トリオの略)が、11月25日にアルバム『Lonely Woman』(dmf-138 / 写真)と『Bells』(dmf-139)の2作を同時リリース!

 ONJTとは水谷浩章(b他)と芳垣安洋(ds、perc)を擁するトリオで、大友はほかにもONJE(アンサンブル)、ONJQ(クインテット)、ONJO(オーケストラ)といった“ニュー・ジャズ・プロジェクトを持っています。2008年夏よりこのトリオで演奏するようになり、今回発表される2作では“+”として、Sachiko M(sinewaves)とジム・オルーク(synthesizer)が一部参加!

 『Lonely Woman』は、大友が最も好んで演奏し続けているオーネット・コールマンの名曲「ロンリー・ウーマン」(『ジャズ来るべきもの』(59年)の冒頭の曲)を、クインテット、ギター・ソロ、トリオの3形式で演奏した、アルバムまるごと「ロンリー・ウーマン」な一枚。非常に印象的なメロディを持ち、多くのジャズメンに愛されてる名曲が、それぞれまったく表情の違う曲へと変貌を遂げています。

 そして『Bells』は、アルバート・アイラーの64年発表の『ベルズ』収録曲を演奏。アイラーの『ベルズ』は、1曲が片面のみに収録された特殊なレコードでしたが、ONJT+では大サービスで(?)2曲も収録。こちらは牧歌的なメロディとは対照的に、サウンドは轟音が渦巻くノイジーな音塊が楽しめます。

 CD発売日の11月25日は、1970年にNYのイースト・リヴァーでアルバート・アイラーの遺体が発見された日。アイラーの没後40年を経て、フリー・ジャズ / 即興音楽がどのように変化してきたか、その答えを示す意味も込められた、興味深い2作となっています!


※11月25日発売
ONJT+(大友良英ニュー・ジャズ・トリオ)

『Lonely Woman』(dmf-138 税込み2,310円)
[収録曲]
01.Lonely Woman(quintet / 14:16)
02.Lonely Woman(guitar solo / 4:22)
03.Lonely Woman(trio / 10:26)
04.Lonely Woman(trio / 4:19)
05.Lonely Woman(guitar solo / 3:41)
06.Lonely Woman(quintet / 11:05)

『Bells』(dmf-139 税込み2,310円)
[収録曲]
01.Bells(quintet / 17:41)
02.Bells(trio / 14:16)
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