アンサンブル・コルディエ、
バッハ・コレギウム・ジャパンなどの通奏低音奏者で、NHK-FM『古楽の楽しみ』の案内役を務める
大塚直哉が、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場で開催している〈大塚直哉レクチャー・コンサート〉。この第10回公演が7月7日(日)に彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホールで開催されます。取り上げるのは、
バッハ「ゴルトベルク変奏曲」。
公演では、弦をはじいて音を出す「チェンバロ」と、パイプに風を送って音を出す「ポジティフ・オルガン(劇場所有 / フランス・ガルニエ社製)」をステージに置き、際立った美しさをもつテーマと30の変奏からなるこの作品を、異なるふたつの楽器でお届けします。
ゲストに迎えるのは、料理を切り口に絵画を読み解くキュレイターの林綾野。バッハは当時どんな食事をしていたのか? そして、じつは「ゴルトベルク変奏曲」にも料理についての民謡が織り込まれた変奏が……!? 音楽と美術、そしてそこから探る、バッハの時代の食事情にも思いを馳せながら、作曲家や作品に新たな光を当てていきます。