アンサンブル・コルディエの音楽監督で、NHK-FM『古楽の楽しみ』の案内役を務める
大塚直哉が、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場で開催している〈大塚直哉レクチャー・コンサート〉。この第11回公演が2025年2月9日(日)に彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホールで開催されます。今回は、音楽と舞踊の両方の視点から研究を続ける森立子をゲストに迎え、
バッハの数多い舞曲から『イギリス組曲』を取り上げます。
『イギリス組曲』全6曲の楽譜を眺めてみると、アルマンド、クーラント、サラバンド、ブーレ、ガヴォット、メヌエット、ジーグ……といった舞曲の名前が並んでいます。それぞれ本来はどのような踊りなのでしょうか? これらの舞曲作品は、実際に踊ることができるのでしょうか? バッハは当時踊っていたのでしょうか? そんなさまざまな疑問を解き明かすべく、ステージには弦を弾いて音を出す「チェンバロ」と、パイプに風を送って音を出す「ポジティフ・オルガン(彩の国さいたま芸術劇場所有 / フランス・ガルニエ社製)」が登場。バッハが当時接していた楽器の音色で楽曲を披露しつつ、大塚と森が演奏と研究の立場から『イギリス組曲』を語ります。
Photo by 横田敦史