2012年に発売が予定されていながら、諸般の事情で発売中止となっていた
小澤征爾による
『バルトーク: 歌劇《青ひげ公の城》』(UCCD-1431 3,000円 + 税)が6月8日(水)に発売。
本アルバムに収められているのは、2011年の〈サイトウ・キネン・フェスティバル松本〉のライヴ録音。この公演では小澤は体調不調のため、予定されていた4公演中2公演のみ指揮しました。
冒頭の吟遊詩人による前口上以外は、全編を通じて青ひげ公とその妻ユディットだけでストーリーが展開される『青ひげ公の城』。前半部分は青ひげ公の残虐性、中間部は青ひげ公の富、そして最後に青ひげ公の前妻たちの秘密が描かれています。青ひげ公を演じるバリトンの
マティアス・ゲルネ(Matthias Goerne)と、ユディットを演じるメゾ・ソプラノのツィトコーワ(Elena Zhidkova)は、息苦しいほどの緊張感が漂うなか、難しい心理描写を見事に表現。小澤征爾指揮による
サイトウ・キネン・オーケストラの繊細かつ多彩な音色が、作品の独特の雰囲気をあらわしています。
小澤征爾の新譜は、本アルバムに続いて7月6日(水)に
『幻想交響曲』(UCCD-1432)、8月3日(水)に
『運命』(UCCD-1433)と、3ヵ月連続での発売を予定。この3ヵ月連続発売を記念し、ユニバーサル ミュージックでは、応募券を3枚集めて応募すると抽選で10名に小澤征爾直筆サイン色紙プレゼントプレゼント・キャンペーンが実施されます。詳細はユニバーサル ミュージックのオフィシャル・サイト(
www.universal-music.co.jp/seiji-ozawa)で確認できます。
■2016年6月8日(水)発売
『バルトーク: 歌劇《青ひげ公の城》』UCCD-1431 3,000円 + 税
[収録曲]
01. バルトーク: 歌劇『青ひげ公の城』op.11(台本: ベラ・バラージュ)
[演奏]
小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ / 青ひげ公: マティアス・ゲルネ(Br) / ユディット: エレーナ・ツィトコーワ(Ms) / 吟遊詩人: アンドラーシュ・パレルディ(語り)
[録音]
2011年8月21日, 27日 長野 まつもと市民芸術館 主ホール■
小澤征爾の2016年[2月]
・小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXIV J.シュトラウス2世: 喜歌劇『こうもり』(全国4公演)
[3月]
・水戸室内管弦楽団第95回定期演奏会(茨城 水戸芸術館)
・水戸室内管弦楽団特別演奏会(東京 サントリーホール)
[4月]
・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会を7年ぶりに指揮(ベルリン フィルハーモニー)
[5月]
・新日本フィルハーモニー交響楽団特別演奏会(東京 すみだトリフォニーホール)
[7月]
・小澤国際室内楽アカデミー奥志賀
[8月]
・セイジ・オザワ松本フェスティバル
・オーケストラ・コンサート(長野 松本 キッセイ文化ホール)
[9月]
・歌劇『こどもと魔法』(長野 まつもと市民芸術館)
[10月]
・サントリーホール30周年ガラコンサート(ウィーン・フィルを指揮)