パーヴォ・ヤルヴィ(Paavo Järvi)指揮
NHK交響楽団(N響)による最新アルバム『
20世紀傑作選(1)バルトーク三部作 弦楽器・打楽器・チェレスタのための音楽 他』(SICC-19042 3,200円 + 税)と、ヤルヴィ指揮
フランクフルト放送交響楽団による最新アルバム『
ブルックナー: 交響曲第3番』(SICC-10278 3,000円 + 税)が、6月12日(水)に発売されます。
『20世紀傑作選(1)バルトーク三部作 弦楽器・打楽器・チェレスタのための音楽 他』は、ヤルヴィがN響の首席指揮者として取り上げてきたレパートリーの中でも注力している20世紀のオーケストラ音楽に焦点を当てていく新たな録音プロジェクト“20世紀傑作選”シリーズの第1弾。
バルトークの「弦楽器・打楽器とチェレスタのための音楽」「弦楽のためのディヴェルティメント」「舞踏組曲」の3曲を収録しています。いずれもヤルヴィ、NHK交響楽団双方にとっての初録音となり、2017年9月27、28日に東京・赤坂 サントリーホールにおける〈NHK交響楽団 第1866回定期公演Bプログラム〉でライヴ録音されました。ヤルヴィは「この3曲の演奏に当たっては、複雑なリズムを自然に演奏できる自由さを持ち、一つ一つの音符をスイング感をもって楽しく躍動させる必要がある。NHK交響楽団のような優れたオーケストラであれば、本物のハンガリー的なスイング感を音楽から引き出す際の難しさは、難なく克服することができるのだ」と語っています。
『ブルックナー: 交響曲第3番』は、ヤルヴィがフランクフルト放送響と取り組む
ブルックナー・ツィクルスの第8弾。ヤルヴィが演奏会で指揮した最初のブルックナー作品であり、ブルックナー初期の創作活動を締めくくる傑作である第3番を、現在最も一般的な1889年第3稿を用いて収めています。ヤルヴィは2006年から2013年にかけて行なったドイツ・フランクフルトでのツィクルスの最初にこの第3番を演奏・録音していましたが、その出来栄えに満足せず、2014年3月に再び取り上げた際にライヴ録音しました。