26歳にして数々の国際コンクールを総なめにしている本格派、日本のクラシック・ギター界にとって久しぶりの新星となる
朴葵姫(パク・キュヒ)。今年6月にアルハンブラ国際ギターコンクールで優勝したことでも話題になりましたが、そんな彼女のニュー・アルバム
『スペインの旅』(COCQ-84972 税込2,940円)が8月22日にリリースされます!
朴葵姫の魅力は、その華奢な手と可愛らしい容姿からは想像できない、卓越した技術と力強さ、そして美しく滑らかなトレモロ奏法です。
彼女のテクニックは日本ギター界の第一人者、
福田進一も絶賛。ギター特有の難しさによる途切れやすい音やフレーズを“本来の歌に近いところ”で奏でることを意識し、ギターそのものの魅力だけではなく、その曲の持つ“歌”を伝えていきます。
朴は韓国と日本で育ち、英・独語もままならぬまま単身でウィーンへ留学。
その後も欧州圏でのコンサートや旅などで渡り歩き朴自身が感じたことが、演奏にも活かされています。それはその国・土地の持つ独特の魅力、人や空気・風習が、頭の中のイメージだけでない、実際に体感したことから生み出される音楽が、自分の言葉で語るように説得力を持ち、彩り豊かな表現で聴く者を魅了します。
今回のアルバムは、名曲揃いのオール・スペイン・プログラム。スペインでの演奏会や、ひとり旅した際に想い感じたスペインの深い熱さと郷愁。情熱だけでない人や町のつくりや優しさ。渡り歩いてきた朴だから表現できるスペインの音楽。小さな指から爪弾かれるギターは、時に優しく、時に荒ぶるように、多彩なスペインの色を奏でます。