パット・マルティーノ 2003/05/14掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
なんだか、すっかり春らしくなっていいですね! こう毎日、気持ちいい風に吹かれたら、『そう言えばあの人、今頃どうしてるのかな?』なんて、昔の友達や恋人の行方に思いを馳せてしまうのも、この季節の特徴ですね。
そんな切ない春に、突然のビッグニュースです! こんな大物を忘れられちゃ困ると言わんばかりに、超絶技巧派として名高い
パット・マルティーノの
新作(タイトル未定)が6月25日に出ます!(TOCJ-66215) もちろん忘れちゃいないけど、久しぶりって感じがしますね。しかも今回は、珍しいストレート・アヘッド・ジャズのアルバムだそうで、嬉しいじゃないですか! 鬼気迫る、昔の変態プレイを展開していたサウンドに愛着がある人には、興味が無くなっちゃうかもしれません。わかるよ、でもちょっとマッタ! バックが凄いよ! ピアノが最近何かとこのページで話題にしてます、
ゴンザロ・ルバルカバ! テナー・サックスが
ジョー・ロヴァーノ!! あの鉄壁のコンビです! 加えてベースに今をときめく
クリスチャン・マクブライド! ドラムスが筆者も好きな
ルイス・ナッシュ! これだけ素晴らしい、しかも好みのサイドメンを集められたら、リーダーが誰だって聴きたいもんよ!
曲は自身の新しいオリジナル曲に加えて、
ジョン・コルトレーンの『アフリカ』なんかも入ってる。こりゃー、先生も本気印ですね? とにかく、久々のスタジオ盤、このドジャズカルテットで、マルティーノとルバルカバ、2人の奇才がどうからむのか? 期待に胸が膨らみますが、発売日までは、ジョー・ファレル(ts)、シダー・ウォルトン(p)なんかが参加した67年の傑作
『ストリングス!』(写真)でも聴いて気長に待ちましょう!