イル・ジャルディーノ・アルモニコとタッグを組み、古楽器演奏への愛着を独特の形で結晶させた『
ヴィヴァルディ、その先へ』を9月に発表し、話題をさらったばかりのヴァイオリニスト、
パトリツィア・コパチンスカヤ(Patricia Kopatchinskaja)が、
カメラータ・ベルン(Camerata Bern)とともに20世紀の作品に取り組んだアルバム『「照らし出された快楽」 〜弦楽合奏の20世紀 〜』(CD NYCX-10180 2,700円 + 税)を12月18日(金)に発表します。
20世紀屈指の異才画家ダリの初期作品「照らし出された快楽(Plaisirs illumies)」(1929年、短編映画『
アンダルシアの犬』にも登場)に着想を得た現代スペインの作曲家コーイの二重協奏曲「照らし出された快楽 - ヴァイオリン、チェロと室内管弦楽のための二重協奏曲」を表題に、アルゼンチンの作曲家ヒナステラの「弦楽のための協奏曲 作品33」、バルトークの「2挺のヴァイオリンのためのピツィカート二重奏曲」、リゲティの「バラードとダンス - 2挺のヴァイオリンのための」、コーイの「ラルラうた」、即興の「カメラータの鳥たち」を収録。「照らし出された快楽 - ヴァイオリン、チェロと室内管弦楽のための二重協奏曲」には
ソル・ガベッタ(vc)が客演しています。また、2019年9月に発売された『
つかの間と、永遠と』でもコパチンスカヤと共演しているカメラータ・ベルンは、メンバーがソロでも抜群のパフォーマンスを披露し、抜群の相性のよさをうかがわせます。