ニュース

ポール・ギルバートの来日公演でプレゼントされる音源の詳細が明らかに

ポール・ギルバート   2019/09/05 17:00掲載
はてなブックマークに追加
ポール・ギルバートの来日公演でプレゼントされる音源の詳細が明らかに
 6月に発表した3年ぶりのニュー・アルバム『ビホールド・エレクトリック・ギター』を携え、12月に来日公演を開催するポール・ギルバート(Paul Gilbert)が、来日公演の来場者全員にダウンロード・コードをプレゼントする音源の詳細が明らかになりました。ギルバートが今回の来日公演のために制作したというプレゼント音源は、ヴァン・ヘイレン「Runnin’ With the Devil」とthe brilliant green「Hello Another Way」のカヴァー2曲。どちらの楽曲も来日公演で披露する予定です。

 来日公演の日程は12月3日(火)と4日(水)が東京・新宿 ReNY、12月5日(木)が大阪・心斎橋 BIGCAT。いずれの公演もチケットを販売中です。

 カヴァーした2曲のうちヴァン・ヘイレン「Runnin’ With the Devil」のカヴァーでは、ティーンエイジャーの頃に最大のギター・ヒーローだったというエディ・ヴァン・ヘイレンのギターはもちろん、デイヴィッド・リー・ロスのヴォーカルもギターで弾き「それをたった1本のギター・トラックでやってしまったので、2つのパートを素早く行ったり来たりしなければならなかった」とコメントしています。また、the brilliant greenについては「『Los Angeles』というアルバムが大好きだった。ちょうど、最初に日本で部屋を借りて暮らしていた頃にリリースされて、特に〈angel song〉と〈Hello Another Way〉は何度も何度も聴いていたんだ!」とJ-POPにも造詣が深いギルバートらしいコメントを寄せています。

僕はずっとリード・シンガーになりたかった。最近になって発見したのは、ギターを使えば僕でも“歌える”ということだ。ギターでならどんな高音も出せるし、喉が嗄れることもない!

ただし、シンガーというのは様々な表現法を駆使している。スライドにヴィブラート。スタッカートやレガートで劇的にコントラストを付けたり、大きな声から小声まで声の出し方を変えたり、アタックの付け方もソフトからハードまで色々だ。ヴォーカル・メロディの作り方も、ギター弾きがよくやりがちな、ただスケールが上がったり下がったりというようなスタイルとは全然違う。

そこで僕は、まるでシンガーが歌っているが如くギターを弾けるよう、長時間の練習を積んだ。

VAN HALENといえば、大抵の人はギターに注目するだろう。勿論僕もそうだった。エディ・ヴァン・ヘイレンはティーンエイジャーの頃の僕にとって最大のギター・ヒーローだ。でも、デイヴィッド・リー・ロスも、最もクリエイティヴなリード・ヴォーカリストの1人なのは間違いない。そこで僕は「Runnin’ With The Devil」をカヴァーすることにした。これならエディのギター・パートも、デイヴィッドのヴォーカル・パートも、両方プレイ出来る。それをたった1本のギター・トラックでやってしまったので、2つのパートを素早く行ったり来たりしなければならなかった。ヴォーカル・パートではスライドも使ってみたんだ。そうすればまた違った“声”が出せて、デイヴィッドのワイルドなリード・ヴォーカル・パートを再現するのにもいいと思ったからね。

僕はthe brilliant greenの『Los Angeles』というアルバムが大好きだった。ちょうど、最初に日本で部屋を借りて暮らしていた頃にリリースされて、特に「angel song」と「Hello Another Way」は何度も何度も聴いていたんだ! このところずっと「Hello Another Way」のメロディが頭から離れなくなってしまったので、そのヴォーカル・パートをギターで弾いてみることにした。全部をスライドを使ってやってみたんだ。僕の日本語の能力はごく基礎的なものでしかないから、歌詞が何を語っているのかはよく判らないけど、ギターには歌詞は関係ない。ただそのメロディを、聴いたままに、感じたままに、音符と表現法を駆使してプレイすればいいんだ。この曲のヴォーカルの音域はとても広いから、自分の声で歌おうとしてもきっと無理だっただろう。ギターが弾けて本当によかったと思うよ。ギターなら大好きなメロディの中にしっかり入り込めるんだから。

この2曲もバンドと一緒にライヴでプレイしてみようと考えている。だから皆、僕の日本ツアーに来てくれたら、ライヴでもこの2曲が聴けるかもしれないよ。

ありがとう!
  
――ポール・ギルバート

Photo by Jason Quigley

PAUL GILBERT BEHOLD ELECTRIC GUITAR TOUR
udo.jp/concert/PaulGilbert
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015