マッカートニーは「ディア・フレンド」について、「この曲はビートルズの解散に関するすべてのもめ事が解消された後、私からジョンに話しかけているようなものなんです。今、改めてそれを聞くと、とてもエモーショナルに感じてしまい、その気持ちを抑え込まないといけないほどです」とのコメントを発表。続けてジョン・レノンとの思い出に触れ、「その曲を最近聞いた時のことを覚えています。リマスタリング作業中の音源を車できいたんですが、その時に“ああ!”と思ったんです。“Really truly, young and newly wed(本当に、若くて、結婚したばかり)”という歌詞の部分を聞いた時には“ああ、確かにそうなんだ!”と思いました。私は曲の中でジョンにこう言おうとしていたんです“ほら、カッコいいだろ。さぁワインでも飲んで落ち着こうよ”って。幸いなことに私たちは実際にそうすることができ、本当に素晴らしい喜びでした。もし、彼とあの時会うことができず、わだかまりがとけないまま彼が亡くなったしまったと思うとやりきれません。この曲は私からの歩み寄りだったんです。私はこう思います、だからこの曲はとてもシンプルでパワフルだけれども、同時に心を打つんです」と語っています。