全世界を熱狂させ続ける黄金のテノール歌手、
ポール・ポッツ(Paul Potts)と、
読売日本交響楽団とのコラボレーションでおくる<読売日響×ポール・ポッツ グランドコンサート>が4月28日(木)、東京・Bunkamura オーチャードホールにてスタート。初日公演では観客1,500名を魅了し、拍手と歓声が沸き起こる感動のコンサートとなりました。
イギリスの人気オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』のチャンピオンに輝き、一夜にして世界的オペラ歌手へ転身したポール・ポッツと、日本を代表するオーケストラ、読売日本交響楽団との初共演コンサートとなった今回。ポール・ポッツは公演に関して、「自分を応援し続けてくれた日本の皆さんのために、今だからこそ日本に行かねばならないと思った。自分が歌手として出来ることは楽しいときを皆さんに過ごしてもらい、少しでも前に進むことの手助けが出来るのではないかと思う」とコメント。
ポール・ポッツは昨年9月に発売された自身のアルバム
『ニュー・シネマ・パラダイス〜ベスト・ムービー・ソングス』を携え、コンサートでは、「ゴットファーザー 愛のテーマ」「この素晴らしき世界」をはじめ、代表曲「誰も寝てはならぬ」など、古今東西の名画を彩った映画音楽の数々を、今回初となる日本のフル・オーケストラと共に美声と響豊なサウンドで、来場者の心を癒し感謝の気持ちと、復興へのメッセージを歌声に込めて披露しました!
司会者の呼び込みでステージに登場したポール・ポッツは「カルーソー」と「ネッラ・ファンタジア」を続けて披露。歌い終わるたびに巻き起こる観客からの割れんばかりの拍手に、日本語で「ありがとうございます」と応える。さらに、「今回の震災で被災された方々には心からお見舞い申し上げます。日本の皆さまのご心痛をお察し致します。このような困難な時期に、私の音楽が少しでもお役にたてるのなら、こんな嬉しいことはありません。本日は心を込めて歌います。私たちのこの気持が東北の皆さまにも届くことを願っています」と語りました。
また、公演の途中ではクラシカルクロスオーバーのジャンルのみならず国内外で広く活躍しているアーティストのカノンがゲスト出演し「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」を両者の美しい歌声のハーモニーが会場中を包み込み、観客から歓喜の声が上がる場面も!
なお、この来日公演のダイジェスト版が、5月11日(水)深夜1:59〜2:59、日本テレビ『深夜の音楽会』、5月22日(日)23:00〜BS日テレ / 読響シンフォニックライブ『深夜の音楽会』にて放送予定。お見逃しなく。
(Photo By 山路ゆか / Yuka Yamaji)