70年代前半、日本のポップス界をリードし、今年結成50周年を迎えた
ペドロ&カプリシャス。その2代目ヴォーカルとしてデビューし活躍した
高橋真梨子(当時表記:
高橋まり)の最初期のアルバム3タイトル『
LOVE SOUND SPECIAL+6』、『
華麗なるニューポップスの世界+6』、『
ONCE AGAIN+6』が、オリジナル・マスターより新たにデジタル・リマスタリングした高音質音源に加え、こだわりの紙ジャケットにて復刻。共に3月31日(水)にリリースされます。
本3タイトルは、既発の初代ヴォーカル・
前野曜子作品の1st『
別れの朝』、2nd『
さようならの紅いバラ』、それに続くグループとして3〜5作目の作品となります。「ジョニィへの伝言」「五番街のマリーへ」の大ヒットで一躍人気を不動のものとしたグループ黄金期のアルバム5タイトルが遂に出揃うことになりました。ボーナス・トラックも各6曲収録しており、内容的にも素晴らしく、高橋真梨子ファンは勿論、多くの音楽ファンに聴いていただきたい作品です。
1973年5月に発売された3作目のアルバム『LOVE SOUND SPECIAL+6』。ここからヴォーカルが前野曜子から高橋真梨子に交替。このアルバムは、まだ20代前半だった高橋真梨子の瑞々しい歌声で溢れており、彼女の記念すべき初アルバムとなりました。ボーナス・トラックとしてオリジナル・アルバムには未収録だったシングル「わが町は c/w 恋するハニー」や、前野曜子でヒットした「さようならの紅いバラ」(高橋真梨子ヴァージョン)、そして未CD化だった1975年の貴重なライヴ音源より「五番街のマリーへ」を含む6曲を追加収録しています。
「ジョニィへの伝言」「五番街のマリーへ」の大ヒットの勢いに乗って1973年11月に発売されたグループ4作目のアルバム『華麗なるニューポップスの世界+6』。オリジナルのヒット曲のほか、ラテン・ファンクな「ピース・エブリバディ」や、ウォーの「シスコ・キッド」、
スティーヴィー・ワンダー「迷信」など骨太なグルーヴ感に圧倒されます。また、カヴァーも絶品で、高橋真梨子の魅惑的なヴォーカルが冴え渡り、グループ史上最大のヒット・アルバムとなりました。さらに今回、ボーナス・トラックとして
カスケーズ「悲しき雨音」のカヴァー、シングル発売した「カレンダー・ガール c/w センチメンタル・ジャーニー」「手紙 c/w 愛のモチーフ」、そして未CD化だった75年の貴重なライヴ音源より「そして今は(NOW)」を含む全6曲を追加収録しています。
1974年6月に発売されたグループ通算5作目のアルバム『ONCE AGAIN+6』。同発のシングル「わたしは旅人」をフィーチャーしつつ「ジョニィへの伝言」「五番街のマリーへ」などの代表曲も収録。グループの多彩なサウンド・メイク、演奏力の高さ、グルーヴ感が満載で、当時の日本のポップス界をリードしていたことが窺えます。そして、何より高橋真梨子のヴォーカルは、艶がありどんな曲もその歌声に包み込まれてしまうような心地良さがあります。今回、ボーナス・トラックとして、TVドラマ『はぐれ刑事』の主題歌でヒットした「陽かげりの町」やワーナーでの最後(彼女が在籍中)のシングル「メリーゴーラウンド」等のほか、未CD化だった75年の貴重なライヴ音源より「ジョニィへの伝言」を含む全6曲を追加収録しています。