オリジナル・アルバムとしては2002年の『
Up』以来21年ぶりとなる新作『i/o』の発表を予定している
ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)が、新作からのリード・シングル「Panopticom」を発表しました。レコーディングには、
トニー・レヴィン、デヴィッド・ローズ、
マヌ・カッチェ、
ブライアン・イーノが参加。また、The BreathのRioghnach Connollyがバッキング・ヴォーカルを担当しています。ピーター・ガブリエルが作曲とプロデュースを手がけ、ウィルトシャーのReal World StudiosとロンドンのThe Beehiveで制作されました。
新曲の「Panopticom」について、ガブリエルは「(アルバムからの)最初の曲は、無限に拡張可能でアクセス可能なデータグローブの作成を開始するために、私が取り組んできたアイディア“パノプティコム(Panopticom)”に基づいている。世界が自分自身をもっとよく見て、実際に起こっていることをもっと理解できるようにするために、これを実現できるかもしれない、志を同じくする人々のグループがつながり始めているんだ」と語っています。
2023年、ピーター・ガブリエルは月の満ち欠けを指針とし、今年最初の満月の日に公開された「Panopticom」に続き、満月ごとに新曲を公開する予定です。「今回書いていることのいくつかは、私たちは私たちを生んでくれた地球を破壊する信じられないほどの能力がありながら、私たち自身を自然や自然界とふたたび結びつける方法を見つけないかぎり、私たちは多くを失うことになるという考えです。私たちがどこに位置するのかを考えるシンプルな方法は、空を見上げること……。そして、月はいつも私を引きつけてやまないのです」
Photo by Nadav Kander