2014年に結成されたマレーシアのハードコア・バンド、
PIRI REISが、6月23日(金)に1stアルバム『ritma』の日本語歌詞翻訳付の日本限定盤CDを、国内外のエモ、ハードコア、スクラムズ、ポストハードコアを中心にリリースするレーベル「3LA -LongLegsLongArms Records」よりリリースします。
東南アジア最高峰スクラムズとの呼び声高いPIRI REISは、同国の伝説的スクリーモ・バンド、UtaridやKias Fansuriのメンバーも参加。バンドは、2014年の結成後すぐにデモEPを発表。その後はアメリカのComa Regalia、フランスのChild Meadow、ドイツのThey Sleep We Live、そして2016年には共に日本ツアーも行なった東京のSto Cosi Cosiと、世界各地のバンドとのスプリット・リリースを重ねてきましたが、フル・アルバムは今作が初となります。
本作のレコード盤は、ドイツの「Moment of Collapse Records」や「React With Protest」、カナダの「Zegema Beach Records」といった激情ハードコア・リスナーにとっては最も信頼おけるレーベル達との共同リリースによって2022年に発表されており、東南アジア最高のエモヴァイオレンスとも評されるバンド史上最高傑作。その楽曲、演奏、サウンド、まさに完璧なレベルで激情と混沌を表現しており、90年代の伝説的カオティック / エモヴァイオレンス・バンドのオーキッドが種子を撒いた“スクラムズ表現”がアジアの地で花開いたとも言えます。なお、本作のマスタリングは、オーキッドやアンペアで活躍したギタリストのウィル・キリングワースが務めています。
彼らが表現するものは今の時代を生きる者達へのエモヴァイオレンスであり、彼らの生活の背景にある歴史・文化と密接にリンクした哀愁でもあり、日本に暮らす我々にとっても通底するもの。Bandcampではアルバムの楽曲とともに、女性ヴォーカルのミラが多くを手掛ける歌詞も公開されています。