今年3月に来日を果たす、史上唯一のマーキュリー・プライズ2度受賞者である英国最重要アーティスト、PJハーヴェイ（PJ Harvey）。8年ぶりの来日を記念し、カート・コバーンも虜にした伝説の処女作『Dry』（1992年リリース）の2020年度リマスター音源を使用した日本語帯付きLPと国内盤CDが数量限定スペシャル・プライスで3月7日（金）にリリースされます。

　1992年にトリオ編成のバンド名義としてリリースした本作は、パティ・スミスとベッシー・スミスを引き合いに、オルタナティヴでサディスティック、そして鉄の匂いがするブルーズが炸裂するバンド・サウンドに、愛・希望・汚い夢・セックスを歌う衝撃的な内容で圧倒的な評価を獲得。初期の代表曲「Dress」や「Sheela-Na-Gig」を擁し、90年代ガールズ・ライオットの発火点となりました。カート・コバーンの生涯の愛聴盤として語り継がれるだけではなく、数え切れないほど多くの後続アーティストたちへ影響を与えた歴史的名盤として知られています。

　また、2020年度のリマスターは、当時の共同プロデューサーでPJハーヴェイの初期作品はもちろん、レコーディングおよびライヴ・エンジニアとしてオノ・ヨーコ、ポール・ウェラー、ニック・ケイヴ、トム・ヨーク、マッシヴ・アタック、ジェイムス・ブレイクといった錚々たるアーティストたちの音響を支えてきたハワード・ブリヴァントが担当しています。

　PJハーヴェイの来日公演日程は、2025年3月18日（火）に東京・Zepp Haneda、3月19日（水）に大阪・Gorilla Hall Osaka。チケットなど詳細はクリエイティブマンのサイトをご確認ください。