ポーティスヘッド 2005/01/20掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
“トリップ・ホップ”というジャンルを確立させた立役者としてシーンに君臨する、英国ブリストル出身のユニット、
ポーティスヘッド。“90年代の最重要作品のひとつ”として語られることも多いアルバム
『ダミー』(写真)で94年にデビューを果たし、くぐもったビートに世紀末的で退廃な女性ヴォーカルが乗る、その独特の音世界で世界を魅了した彼ら。
2002年に気だるいオーラを醸し出すヴォーカルのベス・ギボンズがソロ作を発表するなど、ここ数年はグループとしての活動は停滞していましたが、いよいよその彼らが長き沈黙を破り活動を再開することに!
まずは、英国ブリストルのブリストル・アカデミーにて2月19日に開催される、津波被害者救済のためのチャリティ・イベントに、
マッシヴ・アタック、コーラル、
ロバート・プラントらとともに出演する予定。当日は新曲は披露されずに、サウンド・メイカーのジェフ・バーロウによるアコースティック・ライヴとなるそうですが、彼らが公式の場でライヴを披露するのは約7年ぶりのことゆえ、これは注目です。
またジェフ・バーロウは最近行われたBBCのインタビューのなかで、ニュー・アルバムの制作を現在行なっていることも発表。もし今年中に発売されれば、97年の2ndアルバム『ポーティスヘッド』以来、じつに8年ぶりのオリジナル・アルバムとなります。2003年に“『Alien』という名のアルバムが出る”とネット上で噂されましたが、果たして今回はどうなることか……続報に期待しましょう!
なお、ジェフ・バーロウはポーティスヘッドの新作に先駆けて、リヴァプール出身の古くて新しい温故知新バンド、
ザ・コーラルのニュー・アルバムにプロデューサーとして参加。サイケデリック・ロックを現代に蘇生させたザ・コーラルとブリストルの重鎮によるコラボレーションなだけに一体どんなものが生まれるのか、今から期待です! アルバムの詳細はまだ判明していませんが、
日本盤(EICP-486 \2,520(税込))は現在までのところ日本先行で2月23日に発売される予定。こちらも是非ともご注目を!