さる8月3日（日）、スタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』で主題歌を歌うプリシラ・アーンと、劇中音楽を担当した村松崇継が東京江戸博物館でミニ・コンサートを開催。さらに、同館で開催中の〈思い出のマーニー×種田陽平展〉で“マーニーの部屋”を表現したコーナーに訪れた招待客へ向け、サプライズなステージも披露しました！

　コンサートでの共演は初めてというプリシラと村松。抽選で選ばれた約400人を前に、『思い出のマーニー』の主題歌「Fine On The Outside」をはじめ、それぞれのソロ・パートを交えながら全9曲をパフォーマンス。ループ・ステーションを駆使して重なるプリシラの歌声と、どこか懐かしいポップスの要素が散りばめられた村松のピアノで『マーニー』の幻想的な世界観を再現。

　ジブリの名曲としても知られる松任谷由実（荒井由実）「やさしさに包まれたなら」のカヴァーも飛び出したこのコンサート、ラストには『マーニー』の米林宏昌監督も登壇し、「運命的に出会えた2人と一緒に仕事ができて、幸せに思っています」とコメント。終演後に行なわれた2人のサイン会には長蛇の列ができていました！

　同日の夜には、美術監督・種田陽平の手によるアートワークのほか、劇中のシーンを再現したジオラマなどが展示されている〈思い出のマーニー×種田陽平展〉にて、種田本人がガイド役をつとめたギャラリー・トーク中にサプライズ！ “マーニーの部屋”のジオラマ模型に辿り着いた招待客たちをプリシラと村松が迎え、「Fine On The Outside」を披露。ほの暗いマーニーの部屋でのパフォーマンスを、招待客たちは思い思いに楽しんでいた様子。また村松は「映画の世界がそのまま表現されていて、その空気を感じられる中で主題歌を彼女と演奏できるのは非常に光栄です」、プリシラも「一度来たことがあるような懐かしい感じ、ノスタルジックな気分の中で村松さんと一緒に演奏できて、とても嬉しい」と、それぞれに感想を語っています。