いよいよ今秋公開となります、クエンティン・タランティーノ監督全世界待望の最新作『キル・ビル』！　リドリー・スコット監督の『ブラック・レイン』を凌ぐ？前代未聞の日本ロケ。栗山千明、北村一輝など豪華と言うか、かなりディープな日本俳優陣の出演などなど、我々日本人としては熱烈に歓迎したい作品でございますが、タランティーノ作品のもう1つの楽しみは、そうサントラ！　サントラ史上異例の大ヒット＆ロングセラーとなった『パルプフィクション』同様に、コンピ・サントラ職人タランティーノ自身によるディープコアな選曲にクラクラ！　国内盤（WPCR-11729 \2,520（税込））は10月16日発売。早くも収録内容が発表されましたのでご覧下さい！

『KILL BILL VOL.1 ORIGINAL SOUNDTRACK』
（WPCR-11729 \2,520（税込））

1. 「Bang Bang (My Baby Shot Me Down)」/ Nancy Sinatra
2. 「That Certain Female」/ Charlie Feathers
3. 「The Grand Duel - (Parte Prima)」/ Luis Bacalov
4. 「Twisted Nerve」 /Bernard Herrmann
5. Queen Of The Crime Council - dialogue excerpt from film
6. 「Ode To Oren Ishii」 / The RZA [New]
7. 「Run Fay Run」/ Isaac Hayes
8. 「Green Hornet」/ Al Hirt
9. 「Battle Without Honor or Humanity」/ Tomoyasu Hotei
10. 「Don't Let Me Be Misunderstood」/ Santa Esmeralda
11. 「Woo Hoo」 - The 5.6.7.8's
12. 「Crane"/"White Lightning」/ The RZA/Charles Bernstein
13. 「The Flower of Carnage」/ Meiko Kaji
14. 「The Lonely Shepherd」/ Zamfir
15. You're My Wicked Life - dialogue excerpt from film
16. 「Ironside」 excerpt / Quincy Jones
17. 「Super 16」 excerpt / Neu!
18. Yakuza Oren 1 - The RZA [new]
19. Banister Fight - The RZA [new]
20. Flip Sting
21. Sword Swings
22. Axe Throws

　なんと凄いボリューム！　ナンシー・シナトラ、チャーリー・フェザースから早くもタラ色全開！アイク先生の「ラン・フェイ・ラン」、16曲目はクインシーの『鬼警部アイアンサイド』のテーマ曲など、ブラック・ミュージックへの偏った愛情もあいかわらず！　狂人的にノンジャンルなのが素敵過ぎますね。10曲目のサンタ・エスメラルダはアニマルズのヒット曲をラテン＆ディスコフレーバーにミックスした78年のバージョン。13曲目は何と映画『修羅雪姫』の主題歌ですが、もちろん釈由美子版では無く、73年の藤田敏八監督バージョンなのがタランティーノらしい。歌うのはヒロインの梶芽衣子！　そして “Tomoyasu Hotei”の文字も発見！　こちらは魔界倶楽部（新日本プロレス）の入場テーマ曲としてもお馴染みの『新・仁義なき戦い』のテーマ。しっかし日本人以上に日本映画を観てるよなぁこの人は。他にルイス・バカロフ、バーナード・ハーマンなどの渋すぎる映画音楽〜ウータン・クランによる書下ろし曲(！)、そして全く知らない曲に至るまで全22曲！　すっかりお馴染みの劇中からのダイアローグ抜粋も随所にバシバシと入ってて、映画を観る前に聴いても十分に雰囲気が楽しめそうな1枚となってます。