松竹映画100周年を記念した作品となる『キネマの神様』は、日本映画界を代表する山田洋次監督のもと豪華キャストが集結。撮影の中断など幾多の困難を乗り越えた奇跡の作品として、ついに8月6日(金)に公開を迎えました。公開後、SNS上では「めちゃくちゃ感動。こんなに泣けた映画は初めてかもってくらい泣いた、、、」、「本当に温かい気持ちになる映画で、1人でも多くの人に見てほしいと心から思いました。次は祖母を誘って一緒に見に行こうと思います」といった、本作の心温まる奇跡の物語に感動したという絶賛の声や、「ラストのシーンが一番胸に残りました。映画を愛したゴウちゃんらしいエンディングで号泣。“うたかた歌”がかかり、更に号泣でした」と、映画のラスト・シーンからエンドロールで流れる主題歌に号泣してしまう人が続出するなど、映画とともに主題歌「うたかた歌」も大きな話題となっています。
作詞作曲を担当した野田洋次郎が「僕たちが通ってきた感情みたいなものを歌詞で残しておきたい、僕らが生きたあの撮影所の雰囲気を音にできないかと思ってました。これは『キネマの神様』があったから生まれた曲で、あの世界が音としてもこの世にずっと残っていって欲しいという願いがずっとあったので、本当に心から嬉しく思っています。あの映画で描かれている世界の美しさみたいなものがいつまでもいつまでも、あの曲を聴くことでよみがえってくれたら本当に嬉しいです」と述べているように、まさに本作の成り立ちと物語に紐づく楽曲がエンドロールに流れることで、より深い感動を味わえると大きな反響を集めています。
そしてこの度、8月20日(金)に実施したFUJI ROCK FESTIVAL ’21のRADWIMPSのステージに菅田将暉がゲスト出演し、本作の主題歌「うたかた歌」を“初”生歌唱しました。広大な苗場の夜空が広がるステージで、観客を前にRADWIMPSが「夏のせい」にはじまり「TWILIGHT」「前前前世」など新曲や人気曲を次々と披露。会場の盛り上がりはピークに達し大熱狂に包まれる中、「ここで1曲スペシャルゲストをお招きして『うたかた歌』という歌を一緒に歌ってもよろしいでしょうか」と野田が切り出すと、満を持して菅田が登場。大きな拍手で迎えられながら2人が軽く抱擁を交わすと、ステージの光は2人だけを温かく照らし、野田の伸びやかな歌声から初歌唱パフォーマンスが始まると、観客は一気に楽曲の世界に引き込まれました。「うたかた歌」のMVさながら、互いに向き合い、時折目を見ながら語りかけ合うように歌唱する2人の姿は、正しく『キネマの神様』の中の50年の時を越える”盟友”であるゴウ(菅田)とテラシン(野田)の姿と重なり合うよう。何かを願うように、本作への想いが込められた歌詞を一つ一つ大事にするように歌い上げる2人の歌声に、会場の観客のみならず画面越しに見守る人達も聴き入り、SNS上では「ゴウとテラシンにリンクして泣いた」「やっぱり歌詞が沁みる。一日一日を大切にしたくなる歌詞。想いがこもった歌声が素敵だった…」「映画を思い出して、また泣いた」など大反響。歌唱後、菅田は「初野外フェスなんです」と高揚した面持ちで話すと、野田は「みんなもね、思いっきり今(声が出せたら)菅田〜!って言いたいよね」と菅田を称賛。最後は菅田が「RAD最高!」とガッツポーズで締め、「うたかた歌」初生歌唱のステージは温かい拍手に包まれながら幕を閉じました。主題歌「うたかた歌」は、映画『キネマの神様』を鑑賞してから聴くと、より物語が浮かび上がり、心の琴線に触れる楽曲となっているので、ぜひ劇場で確かめてほしいところです。