2016年8月31日まで世界最高峰のオーケストラ、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを45年間務め、現在日本では
NHK交響楽団のゲスト・コンサートマスターを務める名ヴァイオリニストの
ライナー・キュッヒル(Rainer Küchl)が、新録音『ハンス・プフィッツナー: ヴァイオリン・ソナタ』(RRSC-20007 オープン価格)を4月20日(土)にリリース。5月25日(土)には、本作でも共演しているピアニストの加藤洋之と〈ライナー・キュッヒル ヴァイオリン・リサイタル〉を神奈川・大和市文化創造拠点シリウス やまと芸術文化ホールで開催します。
本作は、ウィーン・フィルのコンサートマスター退任後、ソロ活動で世界を飛び回るキュッヒルが2018年6月に東京で録音したアルバム。本場ウィーンでも高い評価を得ている共演の加藤は、キュッヒルとの共演歴も長く、本作でも絶妙なアンサンブルを聴かせます。アルバムのメインとなっているプフィッツナーのヴァイオリン・ソナタは、たいへんな難曲であり、録音も多くありませんが、かねてから
プフィッツナーの功績を世界中に広めているキュッヒルならではの名演奏を展開。そのほか、キュッヒルが得意とする曲目を多数収録しており、なかでも
R.シュトラウスの歌劇『ばらの騎士』より「ワルツ」(ヴァーシャ・プルジーホダ編)は、『キュッヒル=プレヴィン・イン・ザルツブルク』以来の録音となります。
やまと芸術文化ホールでのリサイタルは、アルバムと同じく加藤との共演。プフィッツナーのヴァイオリン・ソナタやR.シュトラウスの歌劇『ばらの騎士』より「ワルツ」(プルジーホダ編)、
クライスラーの「ジプシー奇想曲」「カルティエの様式による狩り」、
サン=サーンスの「カプリス」op.52より第6番(
イザイ編)といったアルバム収録曲に加え、
マスネの「タイスの瞑想曲」や
サラサーテの「カルメン幻想曲」などが演奏されます。
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