スティーヴィー・ワンダーや
ジェフ・ベック、
ハービー・ハンコックなどの大物と共演し、世界中から賞賛された全盲の天才シンガー/ギタリスト、
ラウル・ミドン(Raul Midon)。最新アルバム
『シンセシス』発売を迎え、緊急来日! 発売日の翌日となった10月8日に、発売記念のプレミアム・ライヴを東京・代官山で開催しました。
ギター一本を抱えステージに上がったラウル・ミドン。いきなり片手でベースのフレーズとギターのメロディを同時に奏で始めた幕開けから、オーディエンスは大興奮。声とギターをまるで打楽器のように自由自在に操る人技を超えたパフォーマンスに、会場の隅々から歓声が湧き上がりました。ラウルが長年にわたって歌い続けてきた
ザ・ビートルズのカヴァー「ブラックバード」では、優しさに包みこまれるような歌声が涙を誘いました。そして最後の演奏曲は、最新作のリード・シングル「ネクスト・ジェネレーション」。暗い会場に温かい光が差し込むかのようなパフォーマンスで、最期まで観客の心を惹きつけていました。時にポップに、時にソウルフルに、たった一人で演奏しているとは思えないグルーヴ感あふれる演奏と、その表現力にファンは完全に心を奪われた様子。全7曲を演奏したラウル・ミドンは「日本に帰ってこられてうれしい」「ありがとう」と観客の声援に応えていました。
ちなみに、日本が大好きなラウル・ミドンは、来日中も大好物のハッピーターンと抹茶クッキーを食していたとのこと。さらに12月には待望の来日公演も決定したとのこと。詳細は未定ですが、今回のライヴに参加できなかった方も、今回ラウル・ミドンに魅了されたファンも、お見逃しなく。
【セットリスト】
01.インヴィジブル・チェーンズ
02.ボニーズ・ソング
03.ドント・テイク・イット・ザット・ウェイ
04.ヤードバード組曲
05.ブラックバード
06.ディーズ・ホイールズ
07.ネクスト・ジェネレーション