USインディー・シーンを牽引する米ニュージャージー出身の5人組バンド、リアル・エステート（Real Estate）が、6枚目のスタジオ・アルバム『Daniel』を2月23日（金・祝）をリリース。あわせて、1stシングル「Water Underground」がミュージック・ビデオとともに公開されています。

　マーティン・コートニー（vo，g）、アレックス・ブリーカー（b，vo）、マット・コールマン（key）、ジュリアン・リンチ（g）、サミー・ニス（ds）の5人からなるリアル・エステート（REAL ESTATE）は、今作で、ケイシー・マスグレイヴスなどを手がけるグラミー賞プロデューサー、ダニエル・タシアンとともに、ナッシュビルのRCAスタジオAで9日間かけてレコーディングした11曲の新曲を完成させました。

　今回公開された1stシングル「Water Underground」について、キーボードのマット・コールマンは「この曲は曲作りについて歌っているんだ。『ウォーター・アンダーグラウンド』は無意識のようなもので、創造性が生まれる脳の神秘的な部分だと思う。頭の奥で常に音楽が流れている。運転中や犬の散歩中などにアイデアが浮かんで、それを持ち続けたいと思う、みたいな感じだよ」とコメントしています。

　合わせて公開となったミュージック・ビデオは、1990年代のニコロデオンの人気シットコム『ピートとピートの冒険（原題: The Adventures of Pete & Pete）』にインスパイアされたもの。エドモンド・ホーキンスが監督を務め、同じニュージャージー出身のTVスターであるダニー・タンベレッリと、同番組に出演したマイケル・C・マロンナが出演しています。ニュージャージー郊外で撮影され、タンベレッリとマロンナ、そしてクリエイターのクリス・ヴィスカルディとウィル・マクロブがコンセプトとプロデュースを担当。監督のホーキンスは、「ニュージャージーのルーツを断ち切るなんてできないよ。僕自身、バンドのファンだし、『ピートとピートの冒険』に対する彼らへの感謝の気持ちもあって、このビデオを作るのは本当に楽しい時間になった。ジュリアン、アレックス、マーティンは隣町で育って、リッジウッド出身の友人の弟妹と彼らは実際に友達だったんだ。僕が高校生の時に、地元でその兄姉たちと一緒に演奏しているのを見たこともあるって言ってたよ......このビデオでは、そういった背景と、番組で共演した親愛なる旧友たちを加えることで、すべてを結びつけることができたんだ」と語っています。

　本作は、CD、LP、デジタル / ストリーミング配信で2024年2月23日に世界同時リリースされます。国内盤CDには、歌詞対訳付きの解説書が封入されるほか、テレヴィジョンのカヴァー曲「Days」を追加収録。LPは通常盤（ブラック・ヴァイナル）に加え、限定盤（シルバー・ヴァイナル）の2形態で発売されます。




Photo by Sinna Nasseri