ザ・レベル・ライオット(THE REBEL RIOT)が、4thアルバム『
One Day』を12月29日(水)にリリース。
ザ・レベル・ライオットは、東南アジアはミャンマーにて2007年に結成されたリアル・パンク・バンド。ミャンマー国内のみならずヨーロッパ、インドネシア、タイなどへのツアーも積極的に行なっており現在、軍事政権による圧政が続く中においても危険を顧みず権力の横暴に屈せず活動を続ける彼 / 彼女ら。
当局の目をかいくぐりながらレコーディングを行ない、その政治的な内容のジャケットや歌詞のためにミャンマー国内の多くの印刷所から拒否されながらも周囲の友人たち、国境を越えた多くの友人たちのサポートの結果、戒厳令下の2021年8月にリリースされた通算4枚目のアルバム『One Day』。
この度リリースする日本盤CDは、ボーナストラックとして2021年秋に録音された「Bella Ciao(さらば恋人よ)」(1943-45年のイタリアにおける反ファシスト党運動において歌われた曲)のカヴァーを含む2曲を収録した合計14曲入り。
Streetpunkよりだったこれまでのサウンドから一転、今作はハードな仕上がりとなっており、ミャンマーパンクの中心人物でもあるヴォーカルのKyaw Kyaw(チョチョ)の、今までとは明らかに異なるテンションのヴォーカルは、ミャンマー国内のシリアスな状況を反映したかの如く彷徨(ほうこう)に近いものでです。Rumi(Grist zine)とTakeshi Evolstak(NO / Grist zine)による各曲の解説と、高崎(BRONZE FIST RECORDS)による中心メンバー・Kyaw Kyaw(チョチョ)へのインタビュー、そして歌詞の翻訳付きです。
また、CD発売に合わせて、ミャンマーで一時、軍に拘束されたジャーナリストの北角裕樹の音頭でトーク・イベント「PUNK SAVE THE MYANMAR」が行なわれます。収録後の2022年1月1日(土・祝)にオンライン公開となる予定です。
ザ・レベル・ライオットのヴォーカル・Kyaw Kyawは、現在もヤンゴンでクーデター被災者の支援活動を行なうなど、音楽活動のみならず社会的な活動に従事していることで知られています。トーク・イベントではKyaw Kyawのほか、ミャンマーの音楽シーンを見てきたメディア関係者やパンク関係者らが、クーデター後に起こっていることに対して何ができるかを語り合います。