リッカルド・ムーティ(Riccardo Muti)音楽監督&
シカゴ交響楽団が、昨年9月の2014-15シーズンのオープニング・プログラムとして演奏したベートーヴェン: 交響曲第9番の演奏会の模様を、5月7日(木)現地時間午前11時(日本時間5月8日午前1:00)より全世界へ無料でオンデマンドビデオ配信することが決定しました! 配信URL(
www.cso.org/Beethoven9)では、配信日時まで予告編が楽しめます。
交響曲第9番は、
ベートーヴェンの耳がほとんど聴こえなくなった晩年に完成した作品。オーケストラに加え、第4楽章で登場する4人の独唱者と混声合唱という大編成により、1824年5月7日にウィーンで初演されました。当時、この作品の偉大さは広く理解されませんでしたが、人間味のあるメッセージとその後のロマン派の音楽への道標となった傑作として、現在も世界中で演奏され続けています。
ムーティとシカゴ交響楽団は、この作品を2014-15シーズンのオープニング・プログラムで演奏、その模様を初演された日と同じ5月7日に全世界へ向けて配信することを決定。ムーティがこの作品を指揮したのは、指揮者となって20年が経ってから。「ベートーヴェンの交響曲第9番はあまりにも壮絶で、メタフィジカルな表現を深く理解するのは大変難しい。だが、その裏にあるメッセージは全世界に共通するものがある」と語っています。
映像は多くのシカゴ交響楽団の演奏を撮影してきたマイケル・ベイヤーにより、9台のカメラで指揮者、ソリスト、オーケストラを捉え、また音響はグラミー賞受賞者でもある
デヴィッド・フロストが担当、臨場感ある音と映像を楽しめます。さらにビデオスペックは1080i ファイルが視聴可能です。
なお、シカゴ交響楽団のYouTube(youtu.be/VzMZbFYdGLc)では、ムーティやオーケストラのメンバーが第9について語る映像も公開。彼らの第9への思いを実感でき、オンデマンドビデオをより楽しむことができるでしょう。
2016年1月には待望の来日公演が予定されている、世界最高峰の指揮者ムーティとシカゴ交響楽団。来日のひとあし先にその演奏を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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リッカルド・ムーティ指揮 / シカゴ交響楽団 ベートーヴェン 交響曲第9番 オンデマンドビデオ無料配信[配信日時]
日本時間 5月8日(金)午前1:00
(現地時間5月7日午前11:00)
[出演]
リッカルド・ムーティ指揮シカゴ交響楽団、シカゴ交響合唱団 / カミラ・ニュールンド(S) / エカテリーナ・グバノヴァ(Ms) / マシュー・ポレンザーニ(T) / エリック・オーウェンズ(B・Br)
[オンデマンドビデオ配信URL]
www.cso.org/Beethoven9※現在サイトでは予告編が楽しめます!