The 1975やウルフ・アリスをはじめ、Z世代(90年代半ば以降に生まれた世代)を中心に人気のビーバドゥービー、日本の人気バンド名と“空目”しそうな英ロンドンのオルタナロック・バンドのキング・ヌン(King Nun)などを輩出しているイギリスの気鋭インディ・レーベル「ダーティ・ヒット」から『SAWAYAMA』でアルバム・デビューしたリナ・サワヤマが、11月20日(金)に同アルバム収録の「Bad Friend」のリミックス曲「Bad Friend(End of the World Remix)」をリリース。
「Bad Friend(End of the World Remix)」は、J-POPの枠を越えた音楽的アプローチを目的とし、7月にはガブリエル・アプリンやR3HAB(リハブ)を迎えた楽曲を発表して話題となったSEKAI NO OWARIのグローバル・プロジェクト、End of the Worldがリミックスを担当。『SAWAYAMA』を聴いて感銘を受けたEnd of the Worldからの働きかけで、リミックス・コラボレーションが実現しています。
リナ・サワヤマは「私の大好きな日本のバンドの一つであるEnd of the Worldさんからリミックスのオファーをいただいて、とても驚きました。〈Bad Friend〉は『SAWAYAMA』の中でも、思い入れがある曲の一つなので、End of the Worldさんに素晴らしいリミックスをしていただき本当に嬉しいです」とコメント。一方、End of the WorldのNakajinは「原曲は楽器の数も多くなくメロウに歌い上げていたので、リミックスでは強いビート感にシックなコード進行、ダンサブルなベースラインを押し出して、悲しいことが起きたとしても友達と泣きながら笑い合えるような、よりポジティヴな歌として鳴り響くように心がけました。とても尊敬している日本人アーティストなので、リミックスをきっかけに関係が築けてとても嬉しいです」とコラボレーションへの喜びを語っています。
また、フューチャリスティックなミュージック・ビデオを手掛けたのは、VFXを駆使した作品制作などで注目を浴びる新鋭のクリエイティヴ集団のUNDEFINED。映像監督のUNDEFINED・nagafujirikuは「心を閉ざした主人公と煌びやかなアジアンサイバーな街並みを対比させた映像を、3DCGで制作しました」とのこと。傘を指した無機質な主人公が涙のような霧雨の中をひたすら歩き続けるシーンでは、リナ自身が失ってしまった過去の親友との友情に対する後悔や虚しさが滲み出ています。その映像とEnd of the Worldならではのポップでファンタジーなリミックス・ワークとのコントラストによってより浮き沈みの激しい感情への没入性を高め、華やかさと退廃が同居する異世界を描出。「Bad Friend」の詞世界で歌われた“友情に関する哀楽”を見事に表現した映像となっています。
■2020年11月20日(金)配信開始 リナ・サワヤマ 「Bad Friend(End of the World remix)」 avex.lnk.to/Rina_EOTW