アカデミー賞に輝くハリウッドの三大レジェンドが肩の力を抜いてドタバタ劇を愛らしく繰り広げる「The Comeback Trail」(原題)が、邦題『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』として、6月4日(金)に全国ロードショー決定。ポスター・ヴィジュアルが公開されています。
物語の舞台は1970年代ハリウッド。殺すと脅されてもめげない
ロバート・デ・ニーロ、殺しても死なない
トミー・リー・ジョーンズ、そして殺してやるぞと睨みを利かせる
モーガン・フリーマン。平均年齢78歳。煮ても焼いても食えないジジイたちのタフさと愛嬌に魅了されずにはいられない、すべての映画ファンに贈る最高の“お達者コメディ”が誕生しました。
他人を騙してナンボのハリウッドとはいえ、詐欺スレスレどころか絶対アウトなダメ男マックスに扮するのはデ・ニーロ。自殺願望を持ちながらも意外な大活躍を見せる元西部劇スターのデュークにジョーンズ。そして極悪なギャングのボスで映画マニアのレジーにフリーマン。世界の映画ファンに愛されてきた重鎮3人が、映画に魅せられた永遠の映画少年のごとくの輝きとともに、ドタバタ珍騒動を楽しそうに演じているのが大きな魅力のひとつです。3人のレジェンド俳優に加え、マックスの甥っ子でお人好しのビジネスパートナーに『
終わりで始まりの4日間』の
ザック・ブラフ、マックスの弟子から宿敵となった若手プロデューサーに『
イントゥ・ザ・ワイルド』の
エミール・ハーシュが扮し、芸達者なコメディ演技でさらなる笑いを誘います。
監督と脚本を務めたのは、デ・ニーロに王道エンタメの道を開いたアクション・コメディ『
ミッドナイト・ラン』の脚本で知られる
ジョージ・ギャロ。ギャロは18歳の時にたまたま『The Comeback Trail』という映画のラフカットを観る機会があり、そのアイデアに魅せられて長年に渡ってリメイクの可能性を模索していたとのこと。同作は70〜80年代に多くのB級映画を手がけたハリー・ハーウィッツ監督が自主制作したもので、正式に劇場公開されたことがなく、観たのはわずかな業界人のみという幻のカルト映画として一部で話題になっていました。ところがギャロは、偶然ハーウィッツの未亡人と知り合ってリメイク権を獲得。さらに旧知のデ・ニーロから「何か愉快な作品をやりたい」と言われたことで、ほぼ半世紀に渡る念願の企画を実現させることになりました。そんな本作は、映画業界のオモテとウラを扱っているだけあり、名画や往年の名優達にまつわるオマージュや小ネタも満載。映画を愛することがやめられない登場人物たちの会話に思わず笑みがこぼれるでしょう。
ヴィジュアルでは、見るからにうさん臭いプロデューサーの雰囲気を漂わせるマックス、タフな西部劇スターの貫禄たっぷりのデューク、ギャングらしい凄みを見せるレジーの3人を大きく捉えながら、劇中劇の主演俳優であるデュークが見舞われる絶体絶命のピンチの数々もちりばめられ、映画の撮影の行方も気になる、映画そのままに愛らしいデザインとなっています。
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