21世紀のジャズ・シーンをとらえたジャズ書として旋風を巻き起こした『Jazz The New Chapter』(シンコーミュージック刊)の監修者、柳楽光隆が選曲したJTNC公式コンピレーション最新盤
『Jazz The New Chapter 2』(UCCU-1487 1,800円 + 税)がリリースされました。
『ブラック・レディオ』でグラミー賞のベストR&Bアルバムを獲得した
ロバート・グラスパー(Robert Glasper)を軸に据え、これまで体系的にまとめられることのなかった2000年代以降のジャズ・シーンを紹介した『Jazz The New Chapter』と『同 2』。誌面に登場する作品から重要なナンバーをコンパイルした今作は、ブルーノートやコンコードといった重要レーベルを中心に選曲されています。
冒頭を飾るロバート・グラスパー・エクスペリメントによる「ディラルード」はまさにジャズの新章を告げる重要曲。続くジャズ・ヴォーカルの女王、
ダイアン・リーヴスはグラスパーがプロデュースを手がけていたりと、それぞれのアーティストのつながりを研究するのも楽しみ方のひとつです。
“今”ジャズ・ファンだけでなく、広く音楽ファンにお勧めしたいコンピレーション・アルバムです。