6月22日(水)に10枚目となるシングル
「光射す方へ」を発表、秋から12月にかけての全国ツアーも決定するなど、破竹の勢いで躍進を続ける
ROCK'A'TRENCH。今春から、対バン・イベント<ROCK'A'TRENCH presents Active Rock vol.1>をスタートさせており、4月に開催した大阪・名古屋公演に続いて、満を持しての東京公演を5月29日(日)に下北沢THE GARDENにて行ないました!
当初、4月14日に予定されていたこの東京公演、東日本大震災の被害の状況をふまえ、メンバー / スタッフ一同の協議により開催が見送られ、振替公演として5月29日(日)にに開催。当日は、あいにくの台風接近の大雨だったものの、開催を待ちわびていた多くのオーディエンスが集結!
イベント一番手のTHEラブ人間は、日常を活写するフォークの精神性、ロックの衝動と人間臭さ、ポップの普遍性、そしてヴァイオリンの音色の狂おしさとが入り交じる、独自の豊かな音世界を作り上げ場内を魅了。そして、昨年8年ぶりにオリジナル・メンバーが集結し再始動を果たした
smorgasが続き、身体を揺らさずにはいられない貫禄たっぷりの王道ミクスチャー・サウンドを展開し、初めはアウェイ感も漂ったフロアの空気を完全掌握。熱量溢れる2MC、鉄板の演奏力、そして唯一無二の強烈なユーモア・センスでその存在感を大きくアピールしました!
大きな拍手に迎えられてステージに姿をみせたのは、ROCK'A'TRENCHの5人。ヴォーカルの山森大輔の「ROCK'A'TRENCHです。シモキター!」の第一声とともに、「My SunShine」でスタート。続いて跳ねるようなスカのリズムが痛快な「Night and Day」から、勢いもそのままに新曲「everybody clap」を披露。未発表曲にもかかわらず、文字通り場内中に手拍子が巻き起こる! この日、待望の2ndアルバムがいよいよ今夏「暑いうちに」(山森談)発売されることが明らかにされ、収録予定という新曲「旅するバンド」とMCで紹介された「Trippin' Band」もプレイ。美しいメロディを備えつつも、「どこまでも行くんだ」というフレーズに気持ちを奮い立たされる名曲ぶりに、アルバムへの期待度も高まるばかり!
途中のMCでは、震災の影響でイベントを中止にした方がいいのか迷ったことや、「嵐の夜来てくれてありがとう」とオーディエンスへの感謝の気持ちが率直に伝えたROCK'A'TRENCH。また、THEラブ人間や、smorgasとの意外な交友録、下北沢への愛着とバンドの原点がここにあることなどを熱くMC。温かみのあるコミュニケーションで会場の雰囲気を和ませつつも、「僕らのスタイルは、まっすぐ、恥ずかしがらずに愛を歌っていくバンドでありたいと思います」と、そのスタンスをあらためて表明。「日々のぬくもりだけで」「Baby's Extreme」といった新しめの曲群などに交じって、インディー時代の「South Wind」も飛び出すセットリストに、フロアからは思わず「セトリがやばい」の歓声も!
ライヴはROCK'A'TRENCH随一のポジティヴ・ロック・ナンバー「JUMP STAR」でピークを記録。ラストの新曲「光射す方へ」まで、時間があっという間に過ぎていく。当然アンコールを求める「ロッカ!」「トレンチ!」「ロッカ!」「トレンチ!」というメンバーの登場を待ちわびるコールがフロアに数分間にわたって響き渡る!
全員揃いのツアーTを着て登場したアンコールでは、THEラブ人間のヴァイオリニスト谷崎航大を迎えた、この日ならではの豪華ヴァージョンの「Music is my Soul」。そして、「Don't Stop The Music」の2曲を投下。タオルがブンブン舞い、陽のヴァイブが充満する幸福なエンディングに、場内には笑顔が溢れていました。閉演後、熱演の直後にもかかわらず、自ら復興支援のための募金箱を携え入口に立って観客を見送るメンバーの心意気もさすが!
なお、次回の<ROCK'A'TRENCH presents Active Rock vol.1>は7月1日に代官山UNITで開催予定。どんな競演が繰り広げられるのか、楽しみに待ちましょう!