8月5日に発売の
ロジャー・ウォーターズ 『死滅遊戯』2015年ヴァージョン(
デラックス・ヴァージョン CD + DVD SICP-30785〜6 4,000 + 税 /
スタンダード・ヴァージョン CD SICP-30787 2,500円 + 税)から、
ジェフ・ベック を大フィーチャーしたミュージック・ビデオ「神話Part1 / What God Wants Part1」が公開されました。神技プレイを披露するジェフ・ベック自身も出演しています。
『死滅遊戯』は、
ピンク・フロイド の元リーダーであり、『狂気』『アニマルズ』『ザ・ウォール』などのさまざまなコンセプトを生み出した“ピンク・フロイドの頭脳”ロジャー・ウォーターズが1992年に発表した作品で、混迷極まる90年代の世界情勢を背景としたテレビ社会に警鐘を鳴らしたコンセプト・アルバム。ピンク・フロイドの『ザ・ウォール』と並ぶ名盤と評価されています。今回発売されるのは、新たなリミックスとリマスターを施しアートワークも一新、完全リニューアルされた2015年ヴァージョン。ピンク・フロイド・サウンドの要で伝説的エンジニアのジェイムズ・ガスリーが、現代最高峰の録音技術を駆使して作り上げた新たな5.1chサラウンド・ミックスも収録。また、日本盤のみ高品質Blu-Spec CD2仕様です。
ジェフ・ベックは、このアルバムの14曲中8曲に参加。全編を貫くハードエッジなギター・プレイは、この作品の中でも特筆すべきポイントであり、彼のセッション・ワークの中でももっとも優れたもののひとつと言われています。
ジェフ・ベックについてロジャー・ウォーターズは当時を振り返ってこう語っています。「ジェフ・ベックは天才だ。彼と共演することができて本当に恵まれていたと思う。あれほど長い時間同じ部屋で彼がギターを弾いているのを見ていられるというのは特権のようなものだよ。どうやったらあんなに弾けるのかいまだに分からない。まず彼は、驚くほどテクニックに長けている。ほかのやつらが考え始めもしないような形でね。それにピッチも見事だ。ハーモニックをプレイして、それからメロディをトレモロ・ユニットで弾くというのは、聴いていてかなり特別なものがあるよ。彼の素晴らしいテクニックは偉大なクラシック作品に匹敵するんだ。考えてもごらん。ジェフのギターの弾き方は、ヴァイオリンの巨匠みたいなんだよ。イントネーションが完璧で、素晴らしい」
さらにこの作品の2015年ヴァージョンをリリースする理由については以下のように語っています。「20年(以上)前のこのアルバムを思い出してみると、私が当時言いたかったことの大半は、残念ながら今もなお残っている。もしかしたら、1992年当時よりもむしろ2015年の人々の苦境に寄り添っているのかもしれない」
ロジャー・ウォーターズは7月24日(金)にニュー・ポート・フォーク・フェスティヴァルに出演します。
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