これまで1,000種を超えるレコーディングに参加し、ギネスブックに“最多レコーディング数を誇るジャズ・ベーシスト”として認定された巨匠、ロン・カーター（Ron Carter）の公演が、11月11日から15日（火）までの5日間、東京・南青山 BLUE NOTE TOKYOにて開催中。初日の公演の様子とメッセージがYouTube（youtu.be/IGCtvWdt4XE）などで公開されています。

　今年79歳となる現在もテクニックと音楽性に磨きをかけ続けるジャズ・ベースの王者、ロン・カーター。50年代から活動を始め、1963年にマイルス・デイヴィスのバンドに抜擢され、名声を確立。ジャズの王道を歩む一方でバッハの楽曲への取り組みや、ヒップホップ系アーティストとの交流など、多種多彩な活動を重ねて現在に至っています。

　今回は通常のベースではなく、70年代にカーターが開発したメロディ楽器“ピッコロ・ベース”を用いてのステージ。4本のチェロを加えた意欲的なユニットで演奏を披露しています。アドリブ・プレイヤーとしての魅力にも注目です。