元ヴァンパイア・ウィークエンドのメンバーで、2020年に発売されたハイムのアルバム『ウーマン・イン・ミュージック Part III』ではプロデュースを手がけたロスタム(Rostam)ことロスタム・バトマングリが、ソロ・アルバム『Changephobia』を6月4日(金)に発売します。すでに公開されている「Unfold You」「These Kids We Knew」の2曲に続き、新曲「4Runner」が新たにリリースされました。
3年間にわたって制作してきた新作について、ロスタムは“[Rostam on the album title]”とタイトルのついた動画で「数年前に公園のベンチで見知らぬ人に出会って、何故かその人に自分が経験した人生の変化について話していた。そしたら彼に“変化はいいものだよ。受け入れるんだ”と言われて、その言葉に今まで感じたことのない情緒を感じたんだ。Transphobia(トランスジェンダーへの嫌悪)、Biphobia(両性愛者への嫌悪)、Homophobia(同性愛への嫌悪)。そういった言葉は脅威を含んでいるとともに恐怖を表しているようにも思える。変化への恐怖、未知への恐怖、あまり親しみがない未来への恐怖、伝統や定義、権力図が変わってしまうことへの恐怖が根底にあるんじゃないかとね。性別というものもこのアルバムを制作している間は常に頭の中にあった。愛や人との繋がりについて書いているけど、人との関係性を性別の枠にあてはめたくないことに気づいたんだ。このアルバムに収録されている楽曲は変化への恐怖を祝福するものではない。むしろ正反対とも言える。自らの中にある恐怖心を認めて、そこから成長することのできる人々についての作品なんだ」と語っています。