80年代から90年代にかけて、東京や大阪のクラブシーンを席巻した、血湧き肉躍るバブル時代の饗宴と称される
s-kenプロデュースの伝説のクラブ・イベント〈エスケンのカメレオンナイト〉が、35年ぶりに復活します。
〈エスケンのカメレオンナイト〉は、音楽プロデューサー、歌手、ソングライター、著作家、DJなど多くの肩書きで知られるs-kenが、東京のクラブシーンの創成期の代表的拠点のひとつ「インクスティック六本木」から依頼を受けてスタート。同店がクローズした1989年7月末以降は、インクスティック芝浦ファクトリーを拠点に、「TOKYO SOY SOURCE」からはじまったバンドとDJによる共演スタイルをはじめ、ダンス、パントマイム、マジックから伝統芸能、大道芸までをとりこんだ音楽の枠を越えた前代未聞のクラブイベントとして開催されました。DJバーインクスティック、インクスティック鈴江ファクトリーのグループ店舗のほか、Jトリップバー、恵比寿ファクトリー、クラブチッタ川崎、青山CAYや、大阪のパラノイアなどでも開催され、1995年8月までの6年間、s-kenのイベントプロデューサーとしての伝説的代表作となりました。同時期には、サルサ、ブーガルー、マンボなどのラテン・ミュージックをブレイクさせようとラテン特集の番外編として「東京ラテン宣言」を立ち上げ、脚光を浴びました。
35年ぶりの復活となる「エスケンのカメレオンナイト2024」は、2024年1月21日(日)にイーストリバーサイドカルチャー勃興のスタート地点とも言われる、築100年の歴史的建造物をリノベーションしたゴージャスなホテル「HOTEL K5」(ホテル ケーファイブ)」の地下、「B by the Brooklyn Brewery」にて開催。1月17日(水)にはs-ken自身77回目の誕生日を迎えることもあって、豪華な出演者たちも結集。近年は
EGO-WRAPPIN'の
森雅樹らとのユニット“s-ken & far east sessions”を結成するなど、さらに精力的に活動しているs-kenのアンチエイジングな姿勢に、老若男女問わず感化される良い機会となりそう。当時を知る人はもちろんのこと、新しい価値観を探している若者たちにも有意義な、クラブジャズとラテンムーブメントの一夜に注目です。