世界最古のクラシック音楽レーベル“ドイツ・グラモフォン”(DG)が、2018年12月6日(木)に創立120周年を迎えることを記念して、DGの録音から
坂本龍一が選んだ名演を収録した2枚組CD『
ドイツ・グラモフォン ベスト・オブ・ベスト selected by 坂本龍一』(UCCG-1824〜5 3,500 + 税)を12月5日(水)に発売。
DGは、円盤型レコードを発明したエミール・ベルリナー(Emil Berliner)によって1898年12月6日に創設されたレーベル。クラシックの巨匠演奏家達の録音を数多く手がけ、黄色のロゴ・マークから“イエロー・レーベル”と呼ばれてクラシック・ファンに長年親しまれています。坂本も幼い頃からDGの録音を通じてクラシック音楽に接してきました。
本作は、坂本が“今の自分にとってピンとくるもの”を膨大な録音のなかからセレクトしたもの。古くは1950年代のモノラル録音から、新しいものではポスト・クラシカルのコンポーザー、
ヨハン・ヨハンソン(Jóhann Jóhannsson)の作品まで、全18曲を2枚組のディスクに収録しています。
ジャケットは、京都のかみ添 Kamisoeによる唐紙の写真を使用。デザインは、アートのみならず、音響やヴィジュアル、パフォーマンス作品など、ジャンルを超えた表現活動を行なうグラフィック・デザイナー / アーティストの南 琢也(成安造形大学情報デザイン領域教授)が手がけています。
坂本は本作について、「ドイツ・グラモフォンは小さい時分から現在まで、たくさんの音楽を僕に聴かせてくれました。それらの貴重な名演、録音のなかから、現在の自分にとってピンとくるものを選んでみました。ふだんからよく聴くもの、今回あらためて聴いてみて面白いと思ったものなど、混在しています。どうかドイツ・グラモフォンの長い伝統の一端をお楽しみください」とコメントを寄せています。