ニュース

サカナクション、武道館ライヴをレポート!

サカナクション   2010/10/12 14:32掲載
はてなブックマークに追加
サカナクション、武道館ライヴをレポート!
 サカナクション、初の日本武道館公演<SAKANAQUARIUM 21.1(B)>が大盛況のうちに終了! 2010年代を牽引するロック・バンドとして、最強のパフォーマンスを見せつけた一夜となりました!

 2008年に東京に本格進出して2年目での初の武道館公演を迎えたサカナクション。バンドの勢いを反映するかのように、チケットは発売当日に立ち見席も含めてすべてソールドアウト。一歩会場に足を踏み入れると、開演前からステージには暗い深海の映像が映し出されおり、静かな緊張感に包まれる。

 開演時刻を過ぎて、その緊張が頂点に達すると、徐々に会場は海のさらに深くへと潜り込み、メンバーが登場! 前半は「Ame(B)」「ライトダンス」「セントレイ」と立て続けにアップ・テンポのナンバーが繰り出され、武道館が揺れる! 中盤の「アンダー」「シーラカンスと僕」ではオイル・アートとスモーク、そして深海を彷彿とさせるCG映像により“SAKANAQUARIUM”のもっとも深部に潜り込んでいく。

 そして「マレーシア32」「Paradise of Sunny」といったインスト・ナンバーでは、レーザー、オイルアート、スモークといった特殊効果とカオティックなパフォーマンスで、武道館はサイケデリック・エレクトロ・クラブといった様相に。

 つづけて「みんながまだ聞いたことのない曲です」というMCとともに新曲が披露。この楽曲は、この日のために現在制作中ながら特別に演奏された未発表楽曲。凛としたメロディとエモーショナルなサウンドは、今後のサカナクションの方向性を推測させる。

 その後「ネイティブダンサー」「インナーワールド」「サンプル」などのエレクトロ・ナンバーが続き、最新シングル・ヒット「アルクアラウンド」「アイデンティティ」を立て続けに演奏。会場は最高潮の盛り上がりに。

 本編最後には山口一郎(vo、g)がスタンド・ライトを灯し「enough」を演奏。朴訥とした歌唱とその詩世界にオーディエンスは圧倒され、本編は終了。約1時間半の本編はクラブ・ミュージックのスタイルを徹底し、ほとんど演奏を止めることなく行なわれ、アーティスト、オーディエンスともに終始、緊張感あふれるライヴとなりました。

 その後、会場の鳴り止まないアンコールに応え、初期の名曲である「GO TO THE FUTURE」「白波トップウォーター」、そしてさらなるアンコールにこたえ「目が明く藍色」をパフォーマンスし、約2時間半に及んだライヴは終了。

 ほぼこれまでのキャリアのベストといっても差し支えないセット・リストで行なわれた初の日本武道館公演。ライヴ・バンドとしてのサカナクションのパワーを存分見せつけただけでなく、2010年代を牽引するバンドとして、さらなる飛躍を確信させる一夜に。なお、この公演の模様は、WOWOWで11月15日にオンエア予定となっていますので、お見逃しなく。


サカナクション

サカナクション


■11月15日(月)深夜0:30〜
『サカナクション LIVE at 武道館 SAKANAQUARIUM 21.1(B)』
WOWOWでハイビジョン放送
http://www.wowow.co.jp/music/sakana/
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015