米ロサンゼルスを拠点に活動する作曲家 / プロデューサー / マルチインストゥルメンタリストの
サム・ゲンデル(Sam Gendel)とヴィジュアル・アーティスト / 映像作家のマルセラ・シトリノウィッツ(Marcella Cytrynowicz)が組んだ新プロジェクトによるアルバム『AUDIOBOOK』が、10月6日(金)にリリースされます。
先進的ジャズ・トリオ“INGA”のリーダーとしても活躍し、サックス&ベースの“サム&サム”コンビとして来日も果たした
サム・ウィルクスをはじめ、ジョサイヤ・スタインブリック、
ピノ・パラディーノ&ブレイク・ミルズ、アントニア・サイトリノウィックス、
バルモレイ、
笹久保伸など、多くのアーティストとコラボレーションを行なってきたサム・ゲンデル。今回の新プロジェクトでは、スポーツ・ブランドのNikeや
スヌープ・ドッグなどのためにショートコンテンツやミュージック・ビデオを制作してきたマルセラ・シトリノウィッツを迎え、異次元の音風景とヴィジュアル・アートを結ぶ作品を創り上げました。13のアルファベットで名前が付けられたサムによるトラックとその音に対応するマルセラ・シトリノウィッツによるイラストから成り立ち、その融合は宇宙からのメッセージや古代のルーンのようなものを思わせます。即興演奏を楽しむため、ほとんどの楽曲は、スズキの電子大正琴“和楽III”で制作。メロディックでカートゥーン風な部分やグリッチもある一方、時にはアンビエントで穏やかな雰囲気を湛えた本作は、地球と異世界の間に根ざしたヴィジュアル作品であり、奇妙で鮮烈な音楽アルバム作品とも言えます。
2020年以来コラボレーションを重ねてきたサムとマルセラは、相手の作品に対する共鳴や信頼を感じています。このプロジェクトは互いの潜在意識を信じ出会いの地点で調和させることを示しており、それぞれが個々に信じること、そしてそれを導くことがこの作品の特徴となります。