3月31日(日)にオンエアされたNHK総合『NHKスペシャル「魂の旋律〜音を失った作曲家〜」』(再放送:4月15日 15:05〜15:54)の反響を受け、
『佐村河内守 作曲:交響曲第1番《HIROSHIMA》』(2011年)が発売から1年8ヵ月を経て、クラシックのCDとしては異例の累計出荷枚数12万枚を突破しました!
佐村河内 守(さむらごうち まもる)は、1963年広島生まれの被爆二世で、10歳の頃から作曲家を志し、映画『秋桜(コスモス)』や、ゲーム『鬼武者』『バイオハザード』の音楽を作曲したことでも知られている作曲家。35歳になり、全聴覚を失うという不幸に絶望しながらも、その闇の中で苦しみながら作り上げた曲が「交響曲第1番《HIROSHIMA》」。演奏時間は80分超、100人を超える大編成のオーケストラで演奏される交響曲であり、膨大な時間と体力を費やして作られたこの曲は、発売当初からクラシック・ファンの間で話題に。米『タイム』誌でも「現代のベートーヴェン」として取り上げられました。
昨年放送されたNHK総合『情報LIVEただイマ!』『あさイチ』で、聴覚を失った闇の中で作曲を行なう、その壮絶な人生が放送され話題沸騰。その後もテレビ朝日系『モーニングバード!』など多くのメディアで取り上げられ、クラシックのチャートのみならず、音楽総合チャートで9位を記録するなど、社会現象となるほどの大きな注目を浴びています。
そして、今回の『NHKスペシャル』放送を機に、各音楽チャートは急上昇しており、Amazon音楽総合ランキング1位、iTunesアルバム総合ランキング1位、オリコンアルバムデイリー総合ランキング3位(4月1日付)を記録。なお、
『シャコンヌ〜佐村河内守弦楽作品集』(2012年)も同時にオリコン・デイリー総合ランキング8位まで上昇!
さらに、被災地である東北で全国でも突出した売れ行きをみせており、彼の曲に勇気づけられたと、多くの被災者から声が届いたことを受け、佐村河内は“鎮魂”の思いを強く願い、ピアノ曲「レクイエム」を作曲しています(『NHKスペシャル』ではその様子を放送)。
なお今後は、4月6日(土)に公開される
栗村 実監督の映画『桜、ふたたびの加奈子』(出演:
広末涼子、
稲垣吾郎)にて音楽を担当、6月15日(土)に行なわれる大阪シンフォニーホール公演を皮切りに〈交響曲第1番《HIROSHIMA》ツアー〉を開催、そして8月18日(日)には「ミューザ川崎」での再演も決定(《レクイエムヒロシマ》(4声ポリフォニー合唱曲)の世界初演も予定)と、トピックが続くとのこと。