全国で話題をさらっている“現代のベートーヴェン”こと、作曲家・
佐村河内 守。NHKのドキュメンタリー番組や、TBS系『金スマ』で、その苛烈を極めた半生が紹介され大反響となり、代表作である交響曲第1番《HIROSHIMA》は、クラシックのCDでは異例の累計出荷枚数17万枚を突破するなど、社会現象とも言える状況に。そして、きたる5月22日(水)には、佐村河内が手がけた新作「祈り」の世界初演の模様を収めたCD
『東京佼成ウインドオーケストラ / 火の鳥』が発売されます。
「祈り」は、国内トップクラスの吹奏楽オーケストラである
東京佼成ウインドオーケストラの委嘱作で、昨年12月に初演された吹奏楽作品。佐村河内といえば、交響曲作曲家のイメージが強いですが、実は以前にも「吹奏楽のための小品」という100人超の演奏者を要する伝説的な超絶技巧作品を作曲し、吹奏楽プレイヤーやファンの度肝を抜いたことでも知られています。
そんな佐村河内による新作ということで大きな注目を浴びたこの作品は、「小品」同様高度なテクニックを要する作品であり、また交響曲第一番《HIROSHIMA》にも通じる“苦悩から解放へ”というテーマを想起させる、感動的な曲に仕上がっています。なお、東京佼成ウインドオーケストラの5月の東北ツアー3公演、6月の九州ツアー3公演でも演奏予定とのこと。
※2013年5月22日(水)発売
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『東京佼成ウインドオーケストラ / 火の鳥』(COCQ-85011 税込2,100円)
01. 吹奏楽のための民話(J.A. コーディル)
02. 吹奏楽のための第2組曲(G ホルスト / C. マシューズ版)
03. バレエ組曲《火の鳥》(1919年版)(I. ストラヴィンスキー / R. アールズ編 / F. フェネル校訂)
04. 祈り(佐村河内守)※東京佼成ウインドオーケストラ委嘱作品 世界初演
05. バレエ音楽《シバの女王ベルキス》(O. レスピーギ / 木村吉宏編)
東京佼成ウインドオーケストラ
指揮:飯森範親
東京佼成ウインドオーケストラ 第112回定期演奏会のライヴ録音
2012年12月1日、東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル