数多くの受賞歴を持つニューヨークの少年少女合唱団、ヤングピープルズコーラス・オブ・ニューヨークシティ(Young People's Chorus of New York City / 以下、YPC)が、東日本大震災チャリティー公演として来日。松江、広島、東京、仙台、盛岡、山梨でコンサートやワークショップを行ないます。
YPCは1988年、芸術監督のフランシスコ・J・ニュネズによって創立された青少年少女合唱団で、芸術性の高い演奏と一人ひとりの子どもたちの可能性を開花させる驚異的にユニークなプログラムで世界的に高い評価を受け、2011年にはホワイトハウスでオバマ大統領夫人から国立芸術・人文ユースプログラムの最優秀賞を受賞しました。
7歳から18歳まで1200人を越える子どもたちが、YPCの放課後のプログラムやニューヨーク市の放課後サテライトプログラム、あるいは放課後の地域コーラスなどに参加して、国籍・宗教・文化や境遇の違いを越え、音楽を通じて感性豊かな人格を形成するための活動を行なっています。
YPCの優れた音楽性と多様性は、クラッシックはもとより、ジャズ、ポップスなどアメリカの合唱団ならではの多彩なレパートリーを持ち、世界各国の伝承音楽をその国の言語で歌うことにも重点が置かれています。
現代の著名な作曲家たちに合唱曲を委嘱し、その数は70曲以上となり、海外の合唱団とも交流を深めながらコラボレーションするなど、新たな音楽のレパートリーを広げ続けています。
今回の来日ツアーのうち、7月29日(月)の東京公演で、“現代のベートーヴェン”と言われる作曲家、
佐村河内守による唯一の合唱曲『REQUIEM HIROSHIMA』の東京初演が行なわれるという点にも注目です。当公演は、19時より新宿文化センター 大ホールにて。チケットのお申し込みは〈YPC 日本公演 2013〉のサイトにて受付中です(チケットぴあでも購入可能)。
来日するのは、大勢の子どもたちの中から選ばれた13歳から18歳の精鋭メンバー38人。彼らが日本へ寄せる思いを、一緒に分かち合いませんか?