1984年に発表された
佐野元春のアルバム『VISITORS』。その舞台裏を探るスペシャル・プログラム『名盤ドキュメント 佐野元春“ヴィジターズ”「NYからの衝撃作 30年目の告白」』が9月21日(日)23:00より、NHK BSプレミアムで放送されます。出演は佐野をはじめ、
伊藤銀次、
小川洋子、
宇多丸、吉成伸幸、ジョン・ポトカーという顔ぶれ。
――1982年に名曲「SOMEDAY」を発表し絶大な人気を博していた佐野はそのさなか、「新しい音楽を作りたい」とNYへ。メールも携帯電話もない時代、レコード会社とも連絡を絶ち、1年かけて現地のミュージシャンと作り上げた作品『VISITORS』。それまでのポップなサウンドから一転、当時NYで誕生しつつあった黒人のラップやヒップホップを大胆に取り入れ、重くシリアスな歌詞を“日本語”でハードなビートに乗せて歌いきった本作は初登場1位を獲得。“日本語によるヒップホップ”が初めて日本の音楽シーンに鳴り響いた瞬間だった。そして、長年行方不明だったマスターテープが今年、レコード会社の倉庫から発掘。そのテープを手に佐野はNYへ渡り、制作スタッフたちと再会して当時を振り返る――。
『VISITORS』はどうやって生まれたのか、佐野はなぜ人気絶頂のさなかに1年間ものNY滞在を決断したのか、この変貌の裏には一体何があったのか。番組では、30年目の告白を通して『VISITORS』を検証します。
なお、マスターテープの発見により判明した未発表曲も収録される『VISITORS』の
30周年記念盤が10月29日(水)に発売。最新リマスター&高品質CDのオリジナル盤に加え、アザーヴァージョン盤、ライヴCD、NYでのドキュメンタリーやライヴ映像を収録したDVDの計4枚組。ジャケットは17cm(アナログシングル盤)サイズで、さらに100ページ(予定)にも及ぶ写真集を加えた、超豪華仕様の完全生産限定盤となります。詳しくは『VISITORS DELUXE EDITION』スペシャル・サイト(
www.110107.com/visitors)へ。