ジャズ・ピアニストの
佐山雅弘が、11月14日昼に死去しました。64歳でした。
オフィシャル・サイトには、佐山が死後に公開するために生前に書き遺していたメッセージが掲載されています。
佐山は1953年11月生まれ、兵庫県尼崎市出身。大学在学時より音楽活動を開始。ジャンルの枠を越えたアーティストと共演し、幅広く活動を展開しました。84年のリーダー作『SBATOTTO』以降、コンスタントに作品を発表する一方で、
村上“ポンタ”秀一の
PONTA BOXやM's(マサちゃんズ)、
PRISMなどでも活動。作・編曲家、コンサートやTV番組の音楽監督としても評価が高く、演奏活動だけでなくコラボレーションや講座などマルチに活躍していたものの、2014年に胃癌を発症し、治療に専念するため演奏活動を一時休止。療養中は新作の準備を進め、復調した2018年2月にレコーディングを再開。同年7月に、フレットレス・ベース奏者の
織原良次とドラマーの
福森 康と組む新プロジェクト、
B'Ridgeによる初アルバム『
B'Ridge』を発表、新境地を開いていました。
なお、11月16日(金)に神奈川・川崎 ミューザ川崎シンフォニーホールにて開催が予定されているイベント〈佐山雅弘 スペシャル・ピアノ・プロジェクト・ジャズ・トライアングル 〜The 3 Pianists〉は、本人の遺志により予定通り開催。佐山の息子で、同じくジャズ・ピアニストの
佐山こうた、そして親交が深かった
国府弘子、
奥田 弦らの出演が発表されています。
訃報を受けて、共演者や多数ファンから追悼のコメントが佐山のオフィシャル・サイトに寄せられています。