鞘師里保の2ndツアー〈RIHO SAYASHI 2nd LIVE TOUR 2022 UNISON〉全国6都市ツアーの初日公演が、11月21日(月)に東京・Zeep Hanedaにて開催されました。
また、12月29日(木)〈RIHO SAYASHI 2nd LIVE TOUR 2022 UNISON〉東京公演(ツアー・ファイナル)の生中継が決定。鞘師里保の2022年ラストステージをリアルタイムでお届けします。
[ライヴ・レポート] DJ UPPERCUTの『MO SICK』が終わると照明が暗転し、浮かび上がる一人のシルエット。「Merging Merging キミと没入したら自由になれたね」Zeep Hanedaに響いたのは、歌うことへの覚悟が込められた、まるで宣言のような力強い歌声。「過去の自分と融合して、さらに動いていく」という『UNISON』のコンセプトに最も直結している『MERGE』から2ndツアーは幕を開けました。
骨太な重低音と共にスタートした2曲目『WE THE ONES』。起伏に富んだ展開に加え、英語詞と日本語詞が縦横無尽に行き来。さらにドラムンベースのサビに乗った一糸乱れぬダンス。早くも失踪感がMAXとなり、初披露ながらクラップする振付では会場全体が一丸となって揺れました。初日とは思えない客席のノリに応えるように鞘師のボルテージも加速。冒頭から披露した新曲2曲の熱量から、鞘師のこの公演にかける熱量がダイレクトに感じられました。
ツアー初日、MC第一声は、緊張しながらも喜びを隠しきれない笑顔とともに「今日この日を心待ちにしていました。会えてうれしいです!」。鞘師の声が会場中に響き渡ると、ツアーの始まりを心待ちにしていたオーディエンスは温かい拍手で迎えました。会場中をじっくり見渡しながら「誰のことも置いていきませんので、しっかりついてきてください」と更に嬉しそうに語る姿には1stツアーを経て一皮、いや二皮三皮むけた鞘師がいました。
続く『Take a Breath』『Melt』では以前のツアーに増して成長した歌唱力にも是非ご注目ください。それに加えて、華麗なステップからのカーテンを使った緩急豊かなセクシーな演出。確実にエンターテインメントの総合力がパワーアップ。今日の公演は確実に、鞘師里保の革命だったと言えるでしょう。
その後は鞘師としては初披露のヘッドセットマイクでのパフォーマンス。「両手を使えるといつもの150倍の体力が必要になっちゃうので大変。大丈夫でしたか?」と鞘師自身はオーディエンスのリアクションを気にしていましたが、歌唱力もパフォーマンスもこれまでのレベルとは違いすぎて、会場は大興奮と共に異様な空気に包まれていました。
その後、一転して静寂に包まれたステージに力強いアカペラではじまる『LAZER』。鞘師が初めて振り付けに挑戦したこの曲は、当時「踊るのと生み出すのは全然違って大変だった」と語っていたことが嘘のように、照明、ダンス、歌声全てが一体となって会場中が鞘師里保という多幸感に包まれていました。楽曲制作について、いつも等身大の自分が楽曲にフィットするように制作してきましたが、その中でも今回の『UNISON』は、ようやく過去と現在の自分がユニゾンでき、自分を信頼して作ることができた一枚だと語りました。
アンコールでは、終始名残惜しさを残しながら笑顔で歌う鞘師。客席に向かって「踊りますよー!」の掛け声で会場が一斉にペンライトを振りだし、真っ赤なペンライトが鞘師のパフォーマンスと相まって全員が笑顔で初日終演を迎えました。
2ndツアーは名古屋、大阪、仙台、福岡、広島を経て、12月29日(木)再びZeep Haneda公演まで続きます。